先週の音故知新です
As One
「Reflections」(’94)
本名やOffworld, Elegy名義などでデトロイト・テクノやフューチャー・ジャズなどを演ってるKirk Degiorgio。
デトロイト・テクノなどインテリジェント・テクノ系をリリースするレーベルNew Electronicaからリリースの、As One名義の1st。
一部ジャジーでダウンテンポな曲を含むも、全体的にはNew Electronicaのレーベル色に沿った内容の凛々しいテクノ。
・As One / Star Gaze
小室等
「与那国」(’90)
TでもないKでもない小室です。
元六文銭のリーダーでフォークシンガーの小室等。
Tの全盛期には、Tと間違えられたりすることもあったと言う話も聞いたような?
与那国島の82歳のカジキ漁師と海をテーマにしたドキュメンタリー映画「老人と海」のサントラ盤。
大昔に沖縄テイストを期待して買った(中古で安くですが)と思うのですが、波の音や漁船のエンジン音なども所々に入って海感は少しあるものの沖縄感はほぼ無し。
あくまでタイトルが「与那国」という映画のニュー・エイジ系のサントラであり、沖縄の島「与那国」をイメージしたものでは無かったです。
まあ、勝手に沖縄テイストを期待していた私が悪い。
・小室等 / 夜明け~出漁 - ヴィレッジ・ソング - 海へ II - 与那国島
Louis Armstrong
「Disney Songs The Satchmo Way」(’06)
「ピノキオ」, 「シンデレラ」, 「ジャングル・ブック」, 「白雪姫」などお馴染みのディズニー映画の主題歌や挿入歌をニューオーリンズ・ジャズのスタイルでカバーした盤。
’68リリースの音源をリマスターCD化し、ジャケや曲順の変更したもので、最近知人からCDをいただきました。
誰でも聴いたことがあるようなお馴染みの曲で、曲のクオリティーも担保されているし、比類無きLouis Armstrongの声による独特な世界を堪能できます。
知人は「日本酒を飲む時のBGM」と言ってますが、例の苦みばしった渋いボーカルは、いぶりがっことかスモーキーな燻製のようなツマミみたいなもんでしょうか
・Louis Armstrong / Heigh-Ho
Person to Person
「Stronger than Reason」(’85)
だれよ?って感じでしょうが、元ABC★★★, YMO散開ツアーでドラムを叩いたDavid Palmerが在籍したバンドです。
私がPerson to Personを知ったのは、確か坂本教授の「NHK-FM サウンドストリート」でゲストの幸宏さんが↓のリンクの「Love on the Rebound」の12インチをかけたのを聴いたのではなかったかと思います。
その12インチは入手したものの、やはりアルバムが長らく欲しかったのですが、20数年して中古アナログ盤を¥105で見つけた時は狂喜でした
The Systemのメンバーがプロデュースしてるだけあり、これがエレクトロニックでファンキーな面もあるなかなかの仕上がりです。
バンドのメンバーが言うには「レコード会社にプロモーションをほとんどしてもらえず売れなかった」と言うことで、アルバム1枚でバンドは解散。
世界的にも「そんなバンドあったよね」ぐらいの認知はされる程度に売れても良かったのにと思われる出来です。(褒めてます)
当初は幸宏さんにプロデュースを依頼するものの実現しなかったようで、残念ではあります。
David Palmerのシンセ・ドラムがかっこいい
Cherry Red Recordsとかが、12インチ音源追加でCD化してくれないかな。
・Person to Person / Love on the Rebound
今回のお気に入りは
Amon Tobin
「Permutation」(’98)
ブラジル出身のAmon Adonai Santos De Araujo TobinのNinja Tunesからリリースの2nd。
ブレイク・ビーツ, ジャズ, ドラム&ベースあり、実験的でアブストラクトで、この頃のNinjaで一番好きだったアーティスト。
独特でハイブリッドな世界観で当時のNinjaを代表する作品だと思います。
紹介しようと思った曲「Nightlife」に合わせてドラムのコピーをしている映像がありました。
ドラム&ベースを人力でやるのは結構大変よね。
原曲よりかっこ良くなってる
・Amon Tobin / Nightlife (Live Drums)
収録曲をもう一曲。
・Amon Tobin / Bridge
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