先週の音故知新です
今回も故人を偲んでました。
Ennio Morricone
「Ennio Morricone Remixes vol.2」(’03)
イタリアの映画音楽の巨匠。
「荒野の用心棒」(’64), 「夕陽のガンマン」(’65)などのマカロニウエスタンや「ニュー・シネマ・パラダイス」(’88), 「海の上のピアニスト」(’98)の映画音楽が有名かと思います。
モリコーネの曲をTrip Hop, Future Jazz, D’n’Bなどクラブ風にリミックスという企画盤。
曲の表情が変わりすぎて、モリコーネを偲ぶという意味では違うのかもしれませんが...。
’20年に骨折で入院中に91歳で逝去されています。
・Ennio Morricone / La Cugina (Yukihiro Fukutomi remix)
Ofra Haza
「Fifty Gates of Wisdom (Yemenite Songs)」(’84)
民族的な要素を交えながらもポップな作風で70年代から活躍していたイスラエルの歌姫。
このアルバムにも収録されている「Im Nin'Alu」が、Eric B. & RakimやM/A/R/R/Sにサンプリングされ認知度が上がり、’87にその「Im Nin'Alu」自体をクラブ仕様にしたものが世界的にヒット。
’92にはグラミー賞にノミネートされるまでになっています。
’00にAIDSの合併症で42歳で逝去されています。
・Ofra Haza / Im Nin'alu (Original version)
Divine
「The Originals」(’96)
カルト映画「ピンクフラミンゴ」(’72)の怪演で有名な、歌う西のマツコ・デラックス!アメリカの俳優Divine!
ベスト盤ですが、Hi-Energyあり、New Orderあり、Giorgio Moroder vs Donna Summerあり。
Disco~Hi-EnergyなBobby Orlando (Bobby O)がほとんどプロデュースしており、納得です。
PWLと組んだ、最も有名であろう「I’m so beautiful」(’84)はなぜか入ってません。
’88年に心疾患で42歳で逝去されています。
・Divine / Shake it up
Tony Allen & Hugh Masekela
「Rejoice」(’20)
60~70年代にはFela Kutiのバンドで活躍していた、Afrobeatの祖Tony Allen。
トランペットなどの金管楽器奏者, 南アフリカのジャズの父と言われるHugh Masekelaとの共作。
Tony Allenは、最近ではJeff Millsとも共演しテクノなジャズを演ったりしてました。
’20に79歳で逝去されています。(死因不明)
Hugh Masekelaも’18に前立腺癌で78歳で逝去されています。
録音は’10に行われていたもののようです。
・Tony Allen & Hugh Masekela / Never (Lagos never gonna be the Same)
今回のお気に入りは
シーナ
「いつだってビューティフル」(’82)
シーナ & ザ・ロケッツのボーカル、シーナの初のソロアルバム。
細野さん, 幸宏さん, 立花ハジメら作家陣の当時の作風が出ており、聴いたら誰の手によるものかすぐに分かります。
細野さんプロデュースの、これぞ「テクノ」ポップ
’15に子宮癌で61歳で逝去されています。
・シーナ / シャネルの5番のオン・ザ・ロック
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