県営藤崎台球場(ネーミングライツ契約により'18年より「リブワーク藤崎台球場」の呼称)で先週土曜日(5/18)にホークス vs 日ハム戦がありました。
残念ながら雨の降る中の試合で観てる方も濡れるし、選手もグランドコンディションが悪く、さらには約1時間試合が中断したのでテンションの維持も大変だったかと思います。
藤崎台球場は'60年に建設され、当時は国内有数の広さを誇る(両翼約98m, 中堅約122m)球場で「ホームランが出にくい球場」として有名でした。
'87年の巨人 vs 中日戦で、デッドボールを食らったクロマティーが宮下投手に右ストレートをお見舞いするという有名な事件が起こった由緒ある?球場です。
球場入り口にはその名シーンを再現した銅像が立っています。(見にいらっしゃっても、実際には銅像は無いような気もします)
「藤崎八旛宮」と銘打っといて何のお話し?となると思いますが。
写真をご覧になるとお分かりになるかと思いますが、バックスクリーン~レフト側外野席を木が生い茂って邪魔をしているという球場としてあるまじき状態です。
そもそも球場入り口からしても、例のクロマティーの銅像は無いですが写真のような感じです。
なぜこのようなとんでもなさなのかと言いますと、本来この場所には1877年に西南戦争の戦火によって焼失してしまった「藤崎八旛宮」が鎮座(現在は熊本市井川渕町に遷宮)していたという過去があります。
焼失を免れた鎮守の森の楠7本は、いずれも樹齢約1000年とされています。
これだけの巨木の群生は類を見ないと言うことで大正13年に国の天然記念物にも指定され、その一部の枝葉が球場に覆い被さっています。
スコアボード~外野の裏辺りは鎮守の杜状態です。
知らない人が見ると「なぜ切らないの?」となる、とんでもない田舎の球場ですが、由来を知ると味わい深く、球場に木が生えているという状況がシュールでもある素敵な光景です。
赤い風船が落ちていました。
先日の試合、7回の攻撃前のジェット風船が球場外へ飛んできたものでしょうか?
日ハム応援団のものにしても色が違いますね?
私もほぼ30年振りの藤崎台球場での野球観戦でしたが、ヤフオクドームなどと違って野外ならではの良さがあり、また前述のこの球場独特の光景も味わい深かったです。
天候にも影響されドームのように快適ではないですが、懲りずにまた来年試合があれば(年に1〜2度ほどしかプロ野球公式戦はありませんが)観戦します。
ちゃんとした?藤崎八幡宮の記事もそのうち上げようかと思います。
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