約半年間酒浸りの日が続いていた。アルコール依存症予備軍のレベルだった。しかし生野菜をスムージーにして摂り始めたら、酒など一滴も飲みたいと思わなくなった。なぜ?どうして?私にはとても不思議な体験だった。
しかし私は幸運だった。以前から身体の健康のことが気になるので、関連書を読みあさっていた。運命の転換点は「すりおろし野菜」がテーマの本に出合ったこと。
おろし金ですりおろすのは面倒なので、キャベツ・セロリ・人参・大根・玉ねぎなど生野菜500gに生水を加え、ミキサーで砕いて――スムージー風に――食べ始めた。
そしたら、なんと2~3日もしないうちに、一滴も酒など飲みたいと思わなくなったではないか。あれほどやめられなかった酒になんの興味もなくなった。なんで?どうして? とても不思議な体験だった。
オーバーな表現をすれば、天地が引っくり返るような体験だった。もう少し控えめに表現すれば、逆立ちの状態から直立の状態に戻ったような体験というところだろうか。180度の変化。マイナス状態から一気にプラス状態へ、これほど極端な変化に出合ったのは生まれて初めてのことだった。
その後4か月間は全く酒を飲まない日々が続いた。途中たった1度飲み会に参加したが、翌日からはまた一滴も飲まないでいられた。飲酒のコントロールができるように回復したのだ。
