日本酒の造り方別出荷状況  平成30年7月

造り方    7月kl  前年比% シェアー% 1~7月 前年比% シェアー%

吟醸酒計  4,7   98,5   15,7   34,3   98,1   13,8

(純米吟   3,2   98,8   10,6   23,6  100,7   9,5 

(アル添吟  1,5  98,1    5,2    10,7   92,2   4,3 )

純米酒    3,9   98,8   13,1   33,2   96,8   13,4

本醸造酒   2,4   90,1   8,1   18,7   90,1    7,5

普通酒   18,8   95,8   63,1  162,2   92,7   65,3

合  計   29,8  96,1   100    248,4   93,7  100

 

今年の日本酒の出荷状況は1月以来不調が続いており、比較的順調であった吟醸酒、純米酒もマイナスに転じてしまいました。

特にマイナスが顕著なのは本醸造酒、アル添吟醸酒、普通酒で、消費者の本物志向の流れには逆らえないことを表していると言えます。

特に主産地の兵庫県の落ち方がひどく、7月単月は90,0%、1~7月の累計は88,9%と、全体の数字の足を引っ張る形になっているのが

気になりますが、最近の本物志向の流れの中で、相変わらずアルコール添加量の多い普通酒の割合が多いことから、当然ともいえる結果です。

日本酒業界は、いつまでも続けているアルコールの添加をなくし、日本酒本来の姿である純米酒へ戻すことを、もっと真剣に考えなければなりません。

 

 

焼酎乙類の7月の出荷状況

7月単月は36,2kl、前年比98,2%、1~7月累計236,6kl 前年比93,2%といずれも前年を割っていますが、中でも一番量の多い芋焼酎の1~7月、89,7%が全体の足を引っ張る形になっています。

 

 

酒販ニュース9月21日号を参考にしました