職業柄、法律とは関係ない身近なお話を雑談としてクライアントさんの相談にのるときがあります。
例えば、息子さんが職場でパワハラを受けて鬱になり、自宅で親としてどう接すれば良いかわからない。
親御さんとしては、いつも息子さんが暗い顔をされているので、心を痛めておられるようでした。
僕は法律家として生計を立てていますが、仕事(お金)とは関係なく、僕を選んでくれた方には全力でサポートします。
前職では法令(慣習)により、それができなかったのでよく悔しい想いをしました。
もし、自分が鬱になり、親にどうしてもらえば楽になるか、しんどいか、を考えました。
言いがちなのは、「怠けるな」
「〇〇さんは頑張ってるからお前も頑張れ」
「早く元気になって」
これ最悪です。
その息子さんはもう限界以上に頑張った結果、上手くいかずに自己否定しまくって、自分自身を攻めているのに、そこで、他人から「頑張れ」的なことを言われると、
ご本人は
「これ以上どう頑張ればいいの?」
と、よかれと思った言葉でも本人には絶望しか与えない結果となります。
じゃあどう言われたら嬉しいか。
僕ならこう言われたら嬉しい。
「のりおはそのままがいい。働かなくていい。鬱のままでいい。結婚しなくていい。子供つくらなくていい。勉強ができなくていい。お金持ちじゃなくていい。友達も恋人もいなくていい。かっこ悪くてもいい。
のりおが生きてさえいてくれたら、お父さんお母さんは嬉しい。」
自分の存在そのものを愛してもらうこと。
愛してもらうための条件はありません。
どんな治療より、どんな薬より、ご本人は楽になると思います。
相談者さんに、そうお伝えしたところ、親御さん自身もお気持ちが軽くなられたようで、笑顔でお帰りになりました。
法律家は法律家冥利として、別のシーンで感じることもあるでしょうが、
僕を頼ってくれて、最初は元気のないご様子だったクライアントさんが、お帰りになるときには晴れ晴れとしたお顔になられたとき。
あなたの笑顔がお代です。
と格好つけたことは言わないけれど、
そんな時ぼくは生まれて来てよかったと思う、という表現は大げさでしょうか。
少なくとも親子の縁を切ると脅されても公務員を辞めた甲斐はあります。
自分がやりたいことをやるだけで、誰かが少しでもハッピーになる。
人間冥利につきるとはこのことです。
司法書士・行政書士 坂﨑(坂崎)徳夫 総合法務事務所
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