Q1:
今4次元についてお話を伺っております。
我々3次元の人間からすると、4次元の世界がどうなっているかを創造するのが難しいのですが、
具体的に4次元の世界というものは、どのように広がっているのでしょうか。


A1:
はい。
そうですね、次元というものは確かに分かりにくいものだと思います。
そこで何かに例えて話しましょう。


トンボの幼虫でヤゴというものがいますね。
ヤゴは川の中に住んでいます。

トンボは水中に卵を産み、そこでヤゴが生まれます。
生まれたヤゴは水中で生活をし、餌を食べ、仲間と共に精一杯生きています。

このヤゴから見ると自分の世界は水の中です。
水の中でエラ呼吸をしています。

このヤゴを、あるとき人間の子供が網ですくいました。
網ですくわれたため、仲間のヤゴからは、住んでいる水中の世界からぱっと突然消えたかのように見えます。

これが実は4次元以降の世界へ神隠しにあったような感じです。


ヤゴを網ですくった人間の子供は、「なんだ魚じゃないんだ、なら捨てちゃえ」と
ヤゴを元の水中に戻しました。
そうすると、今まで水中から消えていたヤゴが、仲間からすると急にパッと現れたように見えます。
仲間のヤゴ達はどこ行ってたんだよーとびっくりします。

ヤゴ達からすると、水の中がこの世の全てなのです。


そしてそこから数ヶ月の時が経ちます。
ヤゴもだんだんと年老いていきます。

年老いていくと、ヤゴは水中にある草を足場にしながら水面へと上っていきます。

それを見ながら仲間のヤゴ達は

「あーあいつも年とったから、いよいよ死ぬんだなぁ」

と思います。


そしてこのヤゴは水面の上へ出て、そこから時間と共に羽を伸ばして広げて大空を舞います。
この大空を飛び回って生活するという事は、トンボとして生活をするという事です。


そのときが実は霊界に入ったときなのです。


仲間からすると死んでいなくなったと、残った抜け殻を遺体だと思います。

ですが本当は、このヤゴは成虫になって自由に大空を飛びまわっています。

実はこの世界のほうが蜻蛉の一生からすると本当の世界です。

この空気の中という世界に比べて、水の中は抵抗があり、非常に生きるのが大変でした。

トンボになったことで、狩りで素早く獲物を仕留める事が出来るようになり、行動範囲は数万倍と広がりました。


これが4次元の世界です。


3次元にいるヤゴの仲間からは、この4次元にいったトンボの事は分からないのです。

ですから3次元に生きる私達人間の中で、4次元の世界がないと考えてる方々は
たくさんいると思われますが、実際に4次元の世界はある、という事をこのトンボの話を通して知っていただければと思います。

ありがとうございました。