Q1:
前回1次元・2次元・3次元と次元の話を伺いましたが、3次元以降の世界というものも存在するのでしょうか?


A1:
そうですね、前回次元についてお話ししましたが、この世は3次元の世界であると、そこまでは皆さん理解できてる部分だと思います。
では4次元以降の世界がどうなっているか?


ここから先が実は、「霊界の世界」に入ってくるわけです。

4次元の世界というものは、今まで話した3次元の世界+何が要素になってくるかというと、『時間』というものが加わってきます。

縦・横・高さという存在の中に時間という概念が入ってくるのが4次元の世界です。

具体的にいいますと、縦・横・高さだけで存在というものがあると認識できますが、3次元世界において時間というものを考えてみますと、過去の時間について認識が出来ません。

記憶としては残っていますが、過去を見ることは出来ない ということです。

ではこれに時間が加わった4次元の世界はどうであるかと言うと、簡単に言えば、過去も未来も見れる、それが4次元の世界です。

4次元以降の世界には、時間というものが含まれています。

5次元・6次元といったもっと上の霊界もありますが、それはまた別の機会に話しましょう。


3次元の世界にも確かに時間というものはあるのですが、4次元での時間の特徴は、過去・現在・未来が同時存在をしているという点です。

例えば、あの世では亡くなられた過去のご先祖様がそのまま4次元の世界で生きてらっしゃいます。
江戸時代に生きてた人も、そのままの姿で4次元の世界で生きてたりします。

そういう人達と一緒に会話をしたり、食事をしたりする事も可能です。


このように、時間という概念が4次元世界の大きな特徴であると言えます。



もう少し違った説明として、時間を自分なりに“あ、こういう事か”と一種の悟りのようなものですが、それを感じたときの私の実体験の話をしましょう。


とある静かな渓流のある場所に行きまして、自分の心をみつめるような修行をしていました。

静かな山の中で川幅10メートルくらいの清流がありました。私は、その上流から下流まで見渡せる岩の上に座り、静かにその光景を眺めながら思慮していました。

そのときに私は『時間』というものが過去・現在・未来 どれも共に同時存在しているのだとつかんだ感じになりました。

どういう事かといいますと、20メートル程上流から1枚の木の葉が流れてきており、目の前を通り過ぎ、下流のほうに流れていきました。

その光景を眺めた後、木の葉が流れてきた上流のほうを見ると、上流は岩場が少し険しくなっていて、その岩と岩の間の高差50cm程を落ちながら木の葉が流れてきていました。

上流にはそういう関所みたいなところがありました。

その木の葉はやがて私の目の前の、岩がまばらになった所にさしかかり、木の葉は岩の間をゆれるように流れていきました。

下流のほうに行くと、そこは砂地で波がだいぶおさまって静かに木の葉が流れていく様子が見えました。

そういう光景をずっと見ていました。


上流の木の葉を水の一滴に例え、さらに上流の険しい関所を流れ落ちた一粒の水を一人の人間だとします。

一滴の水を一人の人間として例えるので、時間の感覚も違う単位で例えましょう。

1秒水滴が流れ落ちる時間を、100年に例えます。


こう考えたとき、上流で水滴が岩の間の50cmの高差を1秒流れ落ちて、その水滴が蒸発したとします。

水滴が人間とし、仮にその1秒が100年と考えますと、
100歳で亡くなってあの世に帰った一人の人間だと例えることができます。


この時蒸発した一滴の水(一人の人間)が、2秒(200年)くらい経って、20メートル先の私の目の前に雨粒となってスンッと降ってきたとします。

これが現在です。

この水滴にとっては20メートル(200年)前が過去世ですね。

この水滴を人間に例えた人生で言うならば、過去に上流である関所のようなところでショッキングな人生を送り、そしてあの世に帰り、20メートル(200年)未来の現在に生まれたら、ある程度なだらかな人生を送ることになったと言えます。

そしてこの水滴はまた蒸発して、更なる未来で雨粒となって下流である砂地のもっとなだらかな流れの中に落ちるかもしれません。

こう考えたとき、一滴の水だけ見ると、この水滴が過去で流れ落ちて蒸発し、現在を流れる。

この水滴からすると過去は見えないと思いますが、私の立場からはその過去である関所のようなところもなだらかになった現在も、見えるのです。

そしてその関所のような環境は、今もその場所に存在しつづけて、そこに生まれて来る水滴(人々)をその環境の中を通ることで人生の経験をつませていると考えることができます。


たとえば、戦国時代が100年続いているような環境が今も、その場所には存在しているのです。



そして現在流れていってる水滴も見えます。

この水滴にとって未来だと思ってる20メートル先の現在も、そこにはたくさんの水滴が流れている、人々がたくさん生きている。

これが私の目からは実は、過去、現在、未来が同時に存在していることが分かっているとなります。

戦国時代は上流を見れば、今も存在し、現在は目の前に存在し、未来は下流に今も存在しているのが私には見えたのです。

ですから4次元の世界から見ると、過去もあるし現在もあるし未来もあるのです。

同時存在しており、それを見る事ができる世界なのです。


ありがとうございました。