Q1:
前回脳死、心臓停止、第3の死についてお話いただきましたが、他に臓器移植の際に注意しなければならないことはあるでしょうか?
A1:
前回お話したとおり、臓器移植するときには、霊的な霊子線、魂が完全に肉体から離れたときが死ですので、その前に臓器を提供することになります。
そうすると肉体としてはまだ生きてる状態ですし、魂としてもまだつながっていますので、感覚もつながって生きてるんですね。

ですから臓器として心臓をとって他の方に移植をする場合、とるときに痛みが伴います。
なかには麻酔をされて臓器をとられということであれば、痛みがやわらいだりもします。


そして臓器移植するときに提供する側は意識が当然ありますので、移植の際その臓器とともに意識も一緒につながっていく場合があります。


実は全ての生命体にも言えることなのですが、この意識というのは1つのものではなく、意識を司る中枢の人間の大元の意識の部分と、臓器には臓器の部分の意識というもので分かれているんですね。
心臓には心臓の意識が、肺には肺の意識が、胃には胃の意識があったりします。


それぞれの臓器にそれぞれの意識があって、その意識体を統括しているのが中枢の人間の大元の意識です。


ですから、この心臓が与えてた移植する側の人間への心臓意識が、移植することにより、移植される側に移る可能性があるのです。
もう1つは、移植する側の司っていたその人の人間としての意識や考え方が一部うつったりもあります。

あるいは、自分が臓器を提供するときに自分は亡くなったんだとあまり自覚がない方は、この臓器に意識がついていって相手にすっぽり入ってしまう場合があります。

そうなると、新しく臓器を移植された人は今まで他の意識に支配されていた心臓をいただく、自分の体に馴染みのない心臓をいただくということで拒絶反応を起こす可能性があります。


これは医学的にも拒絶反応という言葉があるので事実と認識されています。


ではこれは何が拒絶なのかというと、意識と意識がぶつかり合いが拒絶反応として出てるのです。

移植する側の臓器は今までと違う、支配者の下で働かないといけなくなるため、違和感を感じます。
そして、移植される側の様々な臓器にしても、新しい臓器が入ってくることを、あたかも異物か侵入者が入ってきたかのように感じるのです。

そうするとそこでお互い上手く協力しようという気にならず、排除しようという意識が働くのです。

そうなるとせっかく臓器を提供していただいたのに上手くいかなかったりします。

これは今いったように意識の違いというのが、大きな原因です。


ですから臓器移植を成功させるには、提供する人と提供される人の臓器への気持ちの働きかけが大事です。


今まで、何十年も自分のために働いてくれてありがとう。
私はもう私の意識があの世にいくので、肉体として残るあなたは新しい人のためにもうちょっと頑張って働いてくれないか。
その人を今後の主として私の代わりに、その人へぜひ尽くして欲しい。
そうすることによって私も喜びを感じるし、あなたも新しい体の人に入って、もっともっと使命を尽くすことが出来るだろう。

と気持ちの中で伝え、そして提供する。
それが送り手のほうの気持ちのいいありかたです。

もう1つ受け手のほうの気持ちのありかたとして、自分の提供される以外の臓器に対して


新しい心臓を今度いただきます。
どうか仲良く一生懸命みなさんと働いてもらいたいと思うので、違和感をもたないようにして下さい。
そして今度いただく心臓に対しても感謝の気持ちをもって、今から私の体の中でどうぞ、心地よく働いてください。
また私を元気な体にしてください。
お願いします。

とそういう受け入れ態勢でいなければいけません。


そんな気持ちを持つことで、他の臓器や感覚器官も受け入れやすくなる。

そういうことが非常に大切であり、臓器移植の成功率も非常に高くなるといえます。


それが大きな注意点ですね。
ありがとうございました。