今週末の日曜日は十五夜ですね。
中秋の名月は楽しめるかしら、今晩は十三夜だからお月見団子は13個でがまん。
月より団子、はい、店長ゆーみんです。
前回のお約束通り、塗工紙・非塗工紙の仕上がりの違いについてのお話。
この塗工紙・非塗工紙で、印刷して何が変わるかというと、鮮やかさ。
印刷されるインクの彩度は、用紙表面の平滑度と光沢の強さに比例するためです。
簡単に言うと、「つるつる度×テカテカ度=鮮やかさ」ですね。
「……」
ちゃんと説明します。
上質紙に代表される非塗工紙は、紙の繊維による表面の凹凸がむき出しになっているため、
平滑度が低く、光の反射との関係で、色が沈んで見えてしまいます。
そのため、カラー印刷や写真入りの印刷にはあまり向いていません。
しかし、表面に光沢がなく、紙面を見る際の目の負担が軽いため、
文字の多い冊子の本文などには向いています。
それに対し塗工紙は、表面が滑らかなため、色を鮮やかに再現できます。
ただし、グロス系コート紙・アート紙などの光沢が強い用紙は、
目に負担がかかるという短所もあります。
書籍用紙は、真っ白ではなく少しクリーム色に近いですが、これも目への優しさ。
目と心に優しさを。
次回は優しく図解でお届け予定ですので、今回はこのへんで。
では、また!
月まで届け巨人の手