訳あって、車をユーザー車検に持って行きました。
人生で初めての経験です。
検査を受けてから、登録まで自分でやってみようと。
これも訳あって、整備はしなくても99%の確率で検査は通ると思っていました。
ここには何度か来たことありますが、検査レーンへ行くのは初めてです。
準備は万端にしていたつもりですが、こういうのってどこかで書類の不備が起こることがよくあるので予約は朝一に入れました。
車検受けるのに予約がいるんですね。そんなことから初めてなので、落ち着いてるようで浮き足立ってます。
重量税を払い、書類を揃えていざレーンへ。
あれ?ビデオ観なくて良いの?
さー、緊張してきたぞ。
連休の合間の平日だからなのか、朝一なのに結構待ってくる車もありました。
レーンは2つあり並ぼうとすると、よく見ると「慣れない人用」のレーンがあるじゃないですか。
慌ててレーンを変えて再度並ぶことに。
同じ列に並んでる車は多くが自動車学校のやつで、これがないなら5台程度だったのかと思います。
順番が近づくと共に緊張感もマックスへ。
係の人が書類を取りに来るので、「初めてなんです」ということを伝えると、「あ!はい。」と分かりやすくやろうという気持ちが返事から伝わってきました。
それだけでちょっとほっとします。
まずは外回りから。
ウインカーを右に左に。
ウォッシャーを出してワイパーを動かす。
ブレーキ踏んでギアをバックに。
そんな指示を分かりやすくはっきりとした声でゆっくりと伝えてくれました。
それらが終わればボンネットを開けて車台番号の確認。おそらく偽装を防ぐためなんでしょうね。
初めてということで、別の係の人が付きっ切りで指示を出してくれました。
ゆっくりと車を進めてる間にサイドスリップの検査。
前輪をローラーに乗せて光軸とメーターの検査。
この時になぜかフットブレーキを踏んだままアクセルを踏んだのでメーターが上がらずちょっとしたパニックに。
そりゃね、ブレーキ踏んでますから。
「ブレーキは踏まないで」という声に思わず「あ!はい!!」
40km/hまで速度が上がったらパッシング。
あまりにもパッシングの時間が短すぎたようで、「長めに」と言われてまたプチパニック。
ですが、パニックになってる場合じゃないくらい検査は進んでいきます。
「はい。ブレーキ踏んで」の指示にいつも通りに踏んだら、「ゆっくり踏まないと危ないですよ」の声に「すんません・・・」
全てパスしてパニックも落ち着きました、まだ続きます。
それが終われば、前進して下回りの検査。
下からハンマーでコンコンされます。
車が揺れてたのは何の検査だったんだろうか?
これもパスし、最後は排気ガスの検査。
これも難なくパスし、検査はこれにて終了。
レーンを通ってる時間はおそらく5分ほど。
一人で静かにガッツポーズしましたね。
次は登録です。
さ、ここでやっぱり書類の不備がありました。
検査のことばかり考えてたので、登録に必要な委任状や印鑑登録、実印を全く準備してないことに窓口で教えてもらいまいした。
すぐに市役所まで走りましたが、登録は午前中には間に合わず午後へ。
「俺ってこんななんだよなぁ。やっぱり予約を朝一に入れといて良かった」と考えることが、いつまで経っても治らない癖になってしまうんでしょうね。
近くで昼食を食べ、13時からだけども12時50分に行くと、人の出入りがあってるので行ってみると窓口業務は始まってました。
まさか、昼休憩は交代制なんだろうか?
時間が決めてあるのは、表面上だけなんだろうか?
と思いながらもいざ登録へ。
ここからは名義変更や抹消手続きを自分でもやってことあるので、ある程度勝手も分かってます。
とそんなこんなでナンバー交付へ。
臨番から新しいナンバーへ替えて無事に終了。
終わったのは14時ごろでしたが、書類さえ揃えてれば間違いなく午前中に終わってましたね。
それからは臨番を市役所へ返し、保険屋さんで任意保険の入れ替え、借りていた代車を整備工場へ返却。
なんてことをしていたら、時間は17時。
本当に一日仕事になりましたが、良い経験をしました。
ユーザー車検は思っていたよりも敷居は低かったですが、手間を考えれば、ここぞとばかりに驚くような見積もりを出す所もありますが、医者と同じで信頼できる所があればもしくは見つけて整備工場に任せるのが良いですね。