プチ検討会 その2 | さかたのみかん

さかたのみかん

みかん農家として独立したので、タイトルを変えました。
家業は相変わらず、肥料屋です。

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では、昨日の予告通りプチ検討会での個人的な考察です。

2人の方があるみかん農家さん(仮にAさんとします)の所に来て、自然とプチ検討会となりました。

お2人とも7町や8町という広い面積を管理されてるそうです。類は友を呼ぶということでしょうか。


1番の目的は、一次生理落果に対する摘果剤(フィガロン)の結果を見学に来られているようでした。

このAさんですが、5町の面積を栽培され、フィガロンの使い方もほぼマスターされているようなかたです。

しかしこの方もフィガロン散布前の予備枝剪定を取り入れるようになり、今年も十分な新芽が出ています。

やはりAさんも「摘果剤も良いが、その前にやることがある」と、そのことを強く説明されていました。

超表年の時に充実した春芽が出ていることに感心は示していましたが、予備枝剪定のことは、お2人の耳には入っていないようでした。


園地にいると、自然と除草の話になりました。

そりゃ~もう、草の話は尽きることなく続きました。

このAさんの除草剤使用は一般とは違って、極端に少ないです。

通常、年に2回。多くても3回くらいのものです。

そのことも丁寧に説明されていましたが、「ふ~ん」くらいであまり耳に入っていないようでした。

Aさんの説明によると、「時間にして1反の畑なら年間で2時間で十分」ということでした。

これは時間・労力の短縮、除草剤に使用するコストの削減とメリットがかなり多いです。

このお2人も7町や8町もの面積を栽培されているなら、もうちょっとこのAさんの使用方法について感心を持って聞いても良いんじゃないかと思いました。


そして話は出荷されている市場で1番の単価をつける方の話へ。

本当のイニシャルにしてしますと、わかる方がいらっしゃるので、仮にこの農家さんをBさんとします。

そのくらい九州や全国でも有名人です。そんな方は九州でも何人かいらっしゃいますよ。

さて、このBさんですが、確かに市場で高単価をはじき出します。

平均単価ならわかりませんが、高値だけなら、九州のみかん農家で勝つ人間はいないでしょうね。

お2人もそのBさんのことをものすご~く賛美していました。

「あの人には絶対に勝てない」と・・・・・

私もよく知る方ですが、私の意見は違います。

確かにおいしいみかんを作るために今までに人並み以上に努力されてきたことは、すごい評価しています。

おそらくそれは血のにじむような努力だったでしょう。

しかし、そんなBさんでも、ひどい隔年結果をしています。

私はこの時点で、認めはし、誉めても、賛美はしないし、勝てない相手とは思えないのです。

今までにも書いてきたように、メーカーであるはずの農家が年によって供給量がマチマチなんておかしな話です。

それが天候や災害によってというなら、ここまで言いませんが、人の手によって管理できる話だからやはり疑問を感じます。


話が長くなりましたが、結局、このお2人は視察に来ることが目的であり、それで満足しているように見えました。

本人たちはおそらくそんな認識ではないでしょうが、Aさんとお2人は2町~3町ほどの面積の差がありますが、Aさんは5町を一人で管理し、お二人は複数人です。

ということは一人当りの栽培面積はAさんのほうがお2人よりもかなり広い面積を栽培し、それも効率よくされていることには全く感心を持たないことに驚きました。

私が同じ立場なら、一体どうやってるのか不思議でしょうがなく、いろんなことを感心を持って質問しますけどね。

結局これが本当の意味での勉強心がないということになるのでしょうか。


ま、チェーンソーで剪定するくらいですから、そうかもしれませんね。


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