今回はどこかの選挙運動なんかではないので、安心して読んでくださいね。
常々思っていることですが、「農家と政治は直結している」ということです。
第一産業全体に言えることですが、みなさんはそれぞれに経営者です。
更に、それは(ここでは特に農業)日本を根幹から支える1つの産業です。
ということは農家さん1軒1軒が国策に直結していると思っても良いんじゃないかと思うんです。(ちょっと大袈裟ですかね)
そのためには国民一人一人が自分の意思を持って投票にいくことが大事ですね。
自民党は地方に強くて、民主党は都市部に強いと言われています。
この仕事に深く関わるようになって思ったんですが、「なんで自民党は地方に強い?」です。
一般的な簡単な答えとしては「地方の人間は変化を好まない」ということなんでしょうね。
一時期はこれを「しょうがない」と思っていたんですが、前回の総選挙あたりからその考えが間違えてるんじゃないかと思うようになりました。
地方の人が変化を望まないのはしょうがないと思いますが、農家がいつまでもそれではいけないような気がするんです。
「農家は生かさず殺さず」なんて言いますが、なんでそんなことになってしまったのでしょうか?
結局は農業のことを行政がほったらかしにしたからなのではないでしょうか。
私が認識しているのは、簡単に言えば高度経済成長期に工業製品を輸出する代わりに農作物を輸入したことがそもそもの間違いだと思うんです。
最近では全農が輸入農産物を輸入したり、有明海の干拓事業も地裁では堰を開けるように判決が出たのに、それを抗告して高裁では逆の判決が出て事業を再開。
これって何だかおかしくないですか?これがまともなことなんでしょうか?
農業の中で一番の大きな旗を掲げるのは国だと思うんです。
そしてそれに向かって経済連や全農以下の組織は動いていく。
その中で農家さん一人一人の目標が決まっていく面もあると思うんです。
最近、農協のあり方にまで言及した記事を書きましたが、すでに農協の自浄努力ではどうにもならないところまで来ているように思うんです。
こうなると、国(農水省)が強制的に変えてくれないといけない。しかしそれをきちんと正しい方向へ変えてくれるようにしてくれないといけないと思うんです。
そして農家さんはそれぞれが経営者ですから、経済の流れや政治の流れつまりは国の潮流はやはり理解していたほうが良いと思うんです。
そんなことを考える時間がないということもあると思うんですが、今回はちょうどいい機会じゃないかと思うんです。
「国は何もしてくれない!」確かにその通りかもしれません。
しかし今回は何かもしてくれそうな国に変える良い機会なのではないでしょうか?
ドラゴン桜の「文句があるなら、様々な事を決める側になるために東大に行け!」
じゃありませんが、「文句があるなら自分から変えろ!」
今回は私達が決める側にいるのです。
別に「どこどこの政党に投票してください」と言ってるつもりはないんです。
農業(第一次産業)のことを真剣に考えてくれるところならどこでも良いんです。
メディアでは郵政だけが取り沙汰されていますが、そんなことには惑わされずに、個人的には上記したようなことで選んでいきたいと思います。