全く過去問と関係ないですが、

この時期はお母様方も

秋コーデや紫外線対策など

大変みたいですね。

うちの妻も

UNIQLOだGUだ無印だなどと

楽しそうに話しまくっています。

お母様方は

子育てにおしゃれに受験にと

本当に大変ですね。

頭が下がります。


中学受験はお母様のサポートがないと

絶対に成功しませんので、

お母様方が煮詰まらないように

適度な息抜きをお勧めしています。

(罪悪感を持たずに、たまには息抜きしてください!)


ところで、

SAPIXのサピックスオープン、

日能研の合格判定テスト、

四谷大塚の合不合判定テストがひと段落し、

皆さま心がざわざわしているようで

最近ご相談をよく受けます。


皆さんわかっていることですが、

模試で良い点数を取っても

志望校の過去問で得点できない限り、

絶対に合格しません。


学習院女子や大妻中学のように、

伝統校で癖のある問題を出す学校は

特に過去問対策が重要です。


学習院女子志望の子は
サピックスの模試で合格率が80パーセント
を超えています。

普通なら余裕で合格しそうですが、
実は問題を抱えています。

この子に学習院女子の過去問をやらせてみると、
恐ろしいほど解けません、、、。

まず、国語はほぼ記述問題なので、
記号問題で点数を稼いでいる子には
かなりしんどいんです。

また、ほとんど物語文しか出ないので、
他人の気持ちが読めない子には
さらにしんどくなります。

この子も他人の気持ちが読めないうえに、
『気持ちを表す言葉』と『事実を表す言葉』の区別
がつかないために、
書かせてみると大変なことになります。

『気持ちのパターンを覚えていない子に
登場人物の気持ちを読ませる』のは、
なかなか大変なことです。

結局のところ、
最初は典型的なパターン、
学習院女子の過去問によく出てくる情景の
登場人物の気持ちを教えて
刷り込んでいきます。

また、
大妻の国語では
必ず短歌か俳句の評論文が出ます。

模試で点数が取れている子たちでも、
俳句などは手薄になっています。

そのため、
大妻が滑り止めの子でも
意外と国語で点数を稼げません。

大妻の合格を確実なものにするためには、
過去問に出てきた俳句の知識については
きちんと詰めておく必要があります。

次に学習院女子の算数は
計算問題が少なく(だいたい1問だけ)
また問題の前半に
典型的なパターンの簡単な問題があまり出ません

ほとんどの問題が
よく考えないと解けないようになっています。

このため、
模試で簡単な問題で点数を稼いでいる子は
算数の得点が合計30点くらい、
もっとひどいと10点代
になってしまいます。

実際に模試で合格率80パーセントの子も、
学習院女子の過去問で
一度10点代を取りました、、、。

このように、
模試で点数をとれても
実際の過去問をやらせてみると
大変なことになることがあります。

そのため、
私はあまり模試の偏差値をあまり重視していません。

私の記憶の中にある
その学校の過去問の特徴に
照らし合わせながら、
授業の中で
その子がその学校に出るパターンの問題が
できるかどうかを細かくチェックしています。

この作業は非常に重要だと思っています。

実際に
慶応中等部に合格した子が、
立教新座で補欠だったことが何度もありました。

『慶応中等部の算数は偏差値のわりには簡単
(ですが、問題数は多い)です。
処理能力を求められています。

それに対して
『立教新座の算数の問題は偏差値以上に難しく
頭を使って現場で解かないとできません。』
深くまで思考する習慣が求められています。

そのため、
『慶応中等部対策の模試で良い点が出たとしても、
油断していると立教新座に落ちます』と忠告しても、
ご両親はなかなか信用してくれないことが多いです。

問題の向き不向きは親が把握してあげないと、
子供は気がつかない場合があります。

これからの時期は子供だけに任せるのではなく、
ご両親が志望校の過去問を見て、
(わからない場合は家庭教師に丸投げしてしまった方がいいです)
『子供が志望校の傾向に対応できているかどうか』
を見てあげると、
さらに合格に近づけると思います。

皆さん、頑張ってくださいね!

ご不安なこと、

気になることがあれば、

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