最近、生徒さんたちの中に人の気持ちが読めない子が増えてきました。
昔は偏差値と比例していましたが、
最近は偏差値が高くても人の気持ちが読めない子がかなりいます。
さらに、読書をよくする子でも、人の気持ちが読めない場合があります。
読書では登場人物の気持ちを考えながら読まなければおもしろくないので、
自然と考えるだろうと思っていました。
しかし、最近では相手の気持ちを察するよりも、
自分で勝手に決めつけてストーリーを作り上げてしまう子がいます。俺様が作者だ!このわたくしが作者よ!と言った具合に、悪びれることもなく当然のことだと勘違いしています。
当然ですが、途中でストーリーがズレてきて違和感を感じるようですが、
そこは無視して進んでいくようです。
少し前の共立女子のような記号問題ばかりの出るところでは、
このような読み方でも雰囲気で解けてしまう場合があるため、
読み方を変えるように注意をしても、聞く耳を持たない場合が多いです。
もともと自己中な性格の子がこのような読み方をすることが多いので、
当然ですが簡単には言うことを聞きません。
学習院女子のようにほぼ全て記述問題の場合には化けの皮が剥がれてしまい、
全く歯が立たなくなってしまいます。
こういった状況に追い込まれて、初めて少し後悔し出します。
私は過去問を早めに始める方なので受験までに間に合いますが、
これが11月頃に発覚したら、、、、大変なことになりますね。
やはり志望校の過去問は早めに始めることをお勧めします。
以前から人の気持ちをパターン化した本をいつか書きたいと思っていました。
同じようなことを考える先生は当然いらっしゃいますよね。
すでに出てしまいました。
「気持ちを読み解く読解レッスン帖」
私自身が考えていることが間違っていないかを確認するために読ませていただきました。
とても勉強になりました。