算数に引き続き理社についてですが、
やはりまずは暗記する量を減らして、反復回数を増やすしかありません。
こんな時、私は日能研出版から出ています「メモリーチェック」を勧めます。
特に理科はよくまとまっていると思います。
ただ、この提案にはかなり抵抗を受けます。
「こんなに薄くて大丈夫ですか?」
「これぐらいはうちの子でも覚えています」
という具合です。
実際に子供に試してみますと・・・・・覚えていないんです、これが。
特に四谷大塚の予習シリーズで振り合わされている子は、
本当に「え~~~~!!」というぐらい覚えていません。
ただ、逆に
「こんな細かい知識、出ないのになあ」
ということをよく覚えています。
何を覚えたらいいかわからないまま、頑張って覚えたんだと思います。
その努力と根性は素晴らしいです。
「もう少し合理的に効率よくやれば、すぐに上がるのに・・・」
この話をしますと、必ず思い出すお母様がいらっしゃいます。
私がメモリーチェックの話をしたところ、
「ふっ、これですか~~~(笑)」
「ふっ、これでは厳しいでしょう~(笑)」
「いや、これすら覚えていないのに、量を増やしても覚えませんよ」
といいますと、
「ふっ、でもこれじゃ受からないでしょ~??(半笑い)」
「ですから、これを覚えてから知識を増やした方がいいですよ」
「ふっ、ふっ、だったら最初からもう少し厚い教科書でいいんじゃない?(笑)」
「ですから、それを暗記できなかったから、今のような現状なんですよ」
「ふっ、ふっ、ふっ(呆れた半笑い)」
という感じで、
必ず話す前に鼻で笑われます・・・・
そして、全く議論がかみ合っていないことに気がつかず、
さらに鼻で笑い飛ばす・・・・
さすがに疲れました・・・・
こういったお母様の態度が子供の態度にも表れており、
何を言っても自分の考えを曲げませんでした。
いくら宿題を詳細に指定しても、
「ママがやらなくていいって言ってた」
と理由でやりませんでした。
このご家庭は極端な例としましても、
多くのご家庭では、量を減らすことに恐怖を感じまして、
必要ないものまで無理やり覚えさせようとして、
子供のやる気を殺いでしまっています。
どの暗記にも共通ですが、
覚えられないものは、覚える量を減らしたうえで、
反復する回数を増やしていくしかないと思います。
まだ間に合いますので、思い切って挑戦してみてください!
意外と答えられない子が多いですから。
受験生の皆さん、受験生のお母さん、お父さん、頑張って下さいね!!