羊蹄山麓の牧場/松田仁さん | 紙魚日誌 ― どんな本にも読者はいる

羊蹄山麓の牧場/松田仁さん


紙魚日誌 ― どんな本にも読者はいる

 北海道の松田仁さんから思わぬプレゼントが届いた。
蝦夷富士とも呼ばれる羊蹄山の麓に広がる高橋牧場の冬景色だ。
同郷の大先輩である松田さんは縁あって北海道に移り住み、牛馬や牧場風景を黙々と描き続けておられる。

乳牛の育成や品評にも造詣が深く、知る限り牛の画家としてその右に出る人はいない。
ご健康のすぐれぬ中、ペットボトルで手を温めながら、私のために三日を費やして描いてくださったという。

美しい水彩で感激に堪えない。早速店に飾った。

厳しい北海道の冬だが、これから春に向けての御快癒を祈るばかりだ。