神楽坂「ふしきの」ができるまで


今日、と言うよりもう昨日のことになってしまいましたね。
やっと4日間に渡るプレ・オープンが終了致しました。


各日とも8名、4日間で計32名のお客様をご招待させていただき、
その間、僕らもいろいろなことを試させていただきましたが、
特に最終日となった今日は、とても面白い席となりました。


やはり多田さん、荒巻さんはプロですわ。


初日は思うようにいかず、どうしたものかと思ったのですが、
日を重ねるごとに、サービスレベルがアップし、
多田さんのお酒のプレゼンテーション、
そして何より、荒巻さんの料理のクオリティの高さに、
お客様皆様が驚かれていました。


もちろん、まだまだ理想には程遠いのですが、
かなりいい線まで来れたと、僕はもちろんのこと、
多田さん、荒巻さんも手応えをを感じたようです。


ホント、何もないところからスタートしました。
物件も写真の通り、まったくのスケルトンの状態でしたから、
よくもまぁ、これほどのものを作り上げることができたと、
自分で自分のことを褒めてあげたいくらいです。


でも本当に大事なのは、オープンするこれから。
多くのお客様に喜んでいただき、
儲かってお店の営業を続けていかなくてはいけません。


そのような意味では、大きな課題が浮き彫りとなった4日間でした。


その課題というのは、意外にもお酒が出ないということ。
荒巻さんの料理に多田さんが合わせてサービスしてくれるのですが、
ひとつの料理に対して、ぐい呑、一杯か二杯分のお酒しか出ず、
コース全体で二合ちょっとしか飲まない計算になります。


別にお酒が美味しくないとか、そういう訳じゃないのですが、
きっとこのスタイルの特徴でもあるんでしょうね。
かなり飲む人が集まったときも同じような感じでしたから。


飲食店において、お酒は何より儲けの生命線。
そのような意味では、ひとり二合しか飲まない上に、
一日一回転しかしないんじゃ、経営的に干上がってしまいますし、
多田さんも荒巻さんも僕も、お酒が好きですからね。
もっともっと飲んでもらうスタイルにしたいというのが本音です。


それとこれは当初から予想されたことではありましたが、
いろいろな方から、コース料理だけでなく、
アラカルトで気軽に飲みに行けるようにして欲しいという
ご要望もいただいています。


それらのいろんな状況を加味して先ほど3人で話し合った結果、
料理もお酒もコースでお出しするというこのスタイルは、
当面は、封印しようということにしました。


せっかくいい感じで仕上がってきただけに惜しい気もしますが、
今後は、貸切りでご予約いただいた場合のみ、
このスタイルでご提供することにし、
普段は、アラカルト主体の営業にしたいと思っています。


ただね。9月1日から3日までの3日間だけは、
料理もお酒もお任せのコースをやってみたいと思います。

今の感じだと、それほどお酒も出ないと思いますので、
料理代、お酒代、そしてプレゼントで考えていたぐい呑が一客ついて、
お一人様、一律13,000円でどうでしょう?


今日いらっしゃったお客様は、
料理だけで15,000円でも安いとまでおっしゃっていましたから、
そのコストパフォーマンスの高さが窺い知れると思います。


実は、まだどの日も2、3名くらいであれば、
席に余裕がありますので、ご興味のある方がいらっしゃいましたら、


fushikino@gmail.com


までお早めにご連絡下さい。
まぼろしの3日間を体験することができるのは、
この世でたった27名のお客様ですから、笑。


そしてアラカルトの営業は、9月7日(水)から行いたいと思います。
ある意味、こちらが正式なオープンと言えるかもしれません。
既に9月7日以降にご予約いただいているお客様もいらっしゃいますが、
そのようなお客様については、こちらからご連絡させていただき、
コースでお出しするか、アラカルトでお出しするか、
改めてご要望を伺うように致します。


アラカルトの場合は、お会計が5,000円~といった感じでしょうか?
また詳しいことが決まり次第、改めてご案内するように致します。


オープンする前から営業方針の変更かよ!何て思わないで下さいね。

これも試行錯誤の結果ですし、

ビジネス同様、思ったのであれば即実行、スピード重視です。


ではでは、今夜も遅いですし、明日も朝から仕事ですから、
さすがにもう寝ます、笑。