マイナンバー法案。かつて国民総背番号制度などと呼ばれた制度だが、これまで主に情報漏洩の恐怖やセキュリティの脆弱さを理由に反対され、導入が見送られてきた。私は、導入賛成である。行政事務の効率化に寄与することは明らかである。今も昔も税金の多くは、公務員の人件費にあてられているのであって、国家行政自ら行政事務の効率化に資すると言って導入を推進しているのだから、導入された暁には、公務員削減の要求を拒むことはできないはずである。また、国が国民の情報を一元的に管理することになるが、同時に、市民側が、国に登録されている自分に関する情報を一元的に閲覧管理でき、自分が提供している公的情報をチェックできるような制度ができれば、望ましいことではないか?個人情報の保護は、そのための手段を講じればいいだけであり、別問題である。国に管理されることを嫌うジャーナリストや文化人が反対すると思われるが、現代の国家において行政が国民の情報を把握しておくことは国民の福祉にとって不可欠である。だから、逆に、国民が国家の把握している情報を監視できる制度とすることができれば本来のリベラリズムの本旨に適うことにならないだろうか?