~良く見せよう ではなく、良くしよう~ハッピープリンvol.136 | 無料映像授業のさかぽん先生.tv

無料映像授業のさかぽん先生.tv

大手有名進学塾などで15年以上指導している
人気講師さかぽん先生がなんと完全無料で授業を公開中。
お気に入り登録しておけば、いつでも見に来られますよ

「この子は勉強ができるようになるだろうな。」
「この子は毎日充実してるな。」
「これからもこの子は自立していろんなことにチャレンジするんだろうな。」

と思える子に共通していることは

 

自分を良く見せようとしているのではなく、自分を良くしたい

 

思っているということです。

 

「○○くんより点数が良かったら褒められるから頑張ろう。」
「今お母さんが家にいるから勉強している姿を見せておこう。」
「今こう言った方が先生に褒められるから言おう。」

といったモチベーションは、誰かがありきで、自分をその誰かに良く思ってもらうため、周りを気にしてできたものです。

 

「前より点数を上げるためにもうちょっと勉強時間を増やそう。」
「帰ったらテレビを見る前に宿題を終わらせてしまおう。」
「あの子が言っていることは悪いことだと思うから、言わないよう注意しよう。」

 

といった気持ちは、すべて自分の中に判断基準があります。
自分をよりよくするためにはどうしたらいいかを考えているのです。

 

同じ行動でも、その発端となった動機がどのようにできたかで、その子の成長が変わってきます。

 

もちろん、褒められたい、認められたい、という欲求は誰にでもあります。
子どもならなおさらですが、それだけを求めていては、大人になってからの成長につながりません。

 

 

子どもを叱るときの悪い例でよく出されますが、
「そんなことしたら、あの怖いおじちゃんに怒られるからやめとこうね。」
では、子どもは「怒られるからやめておこう。」
という風に思ってしまいます。


なぜダメなのかを子どもに伝えて納得させてあげないと𠮟る意味もありません

 

実は褒める時も同じです。
「今回○○くんより点数よかったんやね。すごいね。」
では、基準が他人になってしまいます。
自分の頑張りや成長を褒められているのではありません。
○○くんが点数が下がれば自分はラクしても褒められるのに、という思考になる恐れもあります。
「前よりも10点も点数が上がったね。すごいね。きっと勉強時間増やして努力したからやね。」
と言ってもらえると、子どもは自分の努力が結果につながったことを実感でき、次も頑張ろうと思えます。

 

褒めることはもちろん大切ですが、言葉に気を付けないと、知らず知らずのうちに子どもが
自分をよく見せようという気持ちばかりを大きくさせてしまうかもしれません。

子どもが
自分を良くしたいと思えるように、日々の声かけを意識していきたいと思います。