先日、小学生の英語の授業でローマ字作文をしました。
テーマは「将来の夢」。
3文で内容を考え、すべてローマ字で書くというものです。
今までに同じようなことをすると、
「将来の夢なんてない」「サラリーマンでいい」
といった声も聞こえてきました。
「将来の夢なんてない」「サラリーマンでいい」
といった声も聞こえてきました。
英語の授業でありながら自分のこれからに
ついても少しでも考えてくれるといいと思い、
いろいろな例を出します。
ついても少しでも考えてくれるといいと思い、
いろいろな例を出します。
「私は泳げるようになることやな~。お仕事でもいいよ。
漫画家とかプロ野球選手とかお花屋さんとか。
ハワイでゆっくり暮らしたいとか宇宙旅行をしたいとかでもいいよ~。」
漫画家とかプロ野球選手とかお花屋さんとか。
ハワイでゆっくり暮らしたいとか宇宙旅行をしたいとかでもいいよ~。」
そういいながら見ていると、
みんなスイスイ鉛筆が動いています。
みんなスイスイ鉛筆が動いています。
迷うことなく、中には
「どれにしようかな~。
いっぱいあるから3文じゃ書ききれへん~!」
という子も。
「どれにしようかな~。
いっぱいあるから3文じゃ書ききれへん~!」
という子も。
教室は目に見えてワクワク感いっぱいの空間になりました。
そこで私は調子に乗ってもう一つテーマを出しました。
「好きなもの、こと、人について」
ここでも書きやすいように例を出します。
「私はパンダかな~。好きな動物でもいいし、
寝ること、食べること、走ること。
家族のことでもいいし、芸能人で好きな人がいれば
それもいいよ。尊敬するスポーツ選手でもいいよ。
イチローとか本田とか。」
寝ること、食べること、走ること。
家族のことでもいいし、芸能人で好きな人がいれば
それもいいよ。尊敬するスポーツ選手でもいいよ。
イチローとか本田とか。」
そうすると、
「うわ~!いっぱいありすぎる~!なににしよ~!」
という子の顔は満面の笑みです。
「うわ~!いっぱいありすぎる~!なににしよ~!」
という子の顔は満面の笑みです。
好きなことを考えているのでそれだけで幸せそうです。
「好きなことなんて100個以上あるな。
いや100じゃおさまらへんわ~!」
いや100じゃおさまらへんわ~!」
と言いながら、一生懸命ローマ字作文を書いていました。
みんなニコニコしながらイキイキ書いています。
将来の夢、期待をたくさん抱え、
好きなことも体中で感じられる、
なんて素直で素敵な子どもたちなんだろう。
好きなことも体中で感じられる、
なんて素直で素敵な子どもたちなんだろう。
わたしはそんな空間を作り出す子どもたちって
すごいな~と思っていたのですが、
すごいな~と思っていたのですが、
なんと不思議なことに、ローマ字が苦手な子も、
好きなことについての作文になると、
間違いが圧倒的に少なくなるのです。
好きなことについての作文になると、
間違いが圧倒的に少なくなるのです。
この効果にも驚きました。
子どもたちの才能や可能性の大きさを改めて感じました。