子供の自立を促す親御さんの接し方 26回目 | 無料映像授業のさかぽん先生.tv

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この文章はさかぽん先生が発行しているメルマガ(子供の自立を促す親御さんの接し方)
の第26号2012年11月12日発行のものです。

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1本日の話題

昨日はわたしがコーチをしているミニバスの試合でした。
寺子屋に通っている子どもたちもいますので、彼らを見ていると、勉強をしている姿とスポーツをしている姿は何度見てもちがうものだと感じます。
どちらの姿のほうがいいというわけではありません。
好きなことも、苦手なしんどいことも、頑張ろうと取り組む姿勢はすばらしいです。
自分が頑張ることで他人に感動や勇気を与えることができるというのはよく言われることですが、
何も大きなことを達成した人ではなく、身近なだれもが、その力を持っているということを改めて実感しました。
子どもに「頑張りなさい」という自分は、胸を張って頑張っていると言えるのだろうか。
今日から一週間、気を引き締めて頑張ろうと思っています。

2子どもの自立を応援したい!~成功体験~

さて、前回のお話の続き「成功体験」についてです。

子供に勉強をやる気にさせるためにはどうしたらいいか?という疑問に関して
「自分がやった方が良いと思うめんどくさいものをやる気になるにはどうしたらいいか?」
を考えてみてください。

モチベーションを上げるためには、それをすれば良いことがあるという確信が必要です。
そしてそれは具体的にイメージとして常に頭の中にあることが大切です。
何かしようと思ったとき、「何のためにそれをするのか」「それをしたらどんな良いことがあるのか」をしっかりと考えてください。
例えば、「毎日ジョギングをしよう」と思ったら、「何のためにそれをするのか」→「運動不足を解消するため」
「それをしたらどんな良いことがあるのか」→「続ければ体が軽くなる。」「毎日元気に過ごせる。」「肩こりもなくなるかも。」
という具合に、できる限り具体的に想像し、良さそうなことはどんどん思い浮かべてください。
ただ運動不足だからとりあえず「ジョギングをする」と思って始めても、「今日は寒いから・・・」「ちょっと忙しいから・・・」などと、
面倒なものをしなくていいようにする理由を自ら作り出してしまい、そのうちやめてしまいます。
でも、面倒だけどやったらこんなに良いことがあるんだから、やったほうが得!と思えたら、少々寒くても忙しくても、できるはずです。
そして、自分のイメージしていたことが実現、実感できたら、きっと思うはずです。「やってよかった。頑張ってよかった。」と。
それは自分の中の「成功体験」です。その「成功体験」があれば、頑張ればいいことがあるという確信と、自分はできるという自信につながり、気持ちも盛り上がります。

大人でも、良いとわかっていてもやる気になって続けるのは難しいのです。
子どもだったらなおさらです。
ですので、子どもに勉強をやる気にさせるためには、しっかり落ち着いて話をしながら
「何のために勉強をするのか」「勉強をしたらどんな良いことがあるのか」を具体的にいっしょにイメージしてあげてください。
どんな小さなことでも、「やってよかった。頑張ってよかった。」と思えたら、ひとりでに次のステージを目指すはずです。
大切なのは、子どもの成功体験を見逃さず、思いっきり褒めてあげることです。小さな成功に気付かない子どももいます。
漢字を10個覚えるのに30分かかっていたのが、15分でできるようになった、というのも立派な「成功体験」です。
「頑張ったからいい結果が出たんだよ」ということをわからせてあげることが親の大切な役割です。


3,4質問お答えします

ご質問,ご意見,ご感想などお待ちしております。

5編集後記

昔からテレビドラマは見ない方だったのですが、今「高校入試」というドラマにハマっています。
湊かなえさんの作品ということで興味を持ったのですが、見てみたらおもしろくて、この先どうなるのか、気になって1週間待ち遠しい気持ちです。
小説やドラマ、マンガもそうですが、想像力を膨らませたり、普段とは違うことを考えたりするので脳が刺激されておもしろいものですね。