この文章はさかぽん先生が発行しているメルマガ(子供の自立を促す親御さんの接し方)
の第十五号2012年5月28日発行のものです。
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1本日の話題
「風が吹けば桶屋が儲かる」ってことわざはご存知ですか?
ひとつのことが回り回って思いがけない結果を招くってということなんですが,なぜ風が吹いたら桶屋が儲かるのでしょう?
どんなことからこのことわざはできたのでしょうか?
1.風が吹くとほこりが立ち,それが目に入って目が見えない人が増える。
2.目が見えない人は生活をするために三味線を習う。
3.三味線には猫の皮が使われているので猫がたくさん捕られ猫が減る。
4.するとねずみが増える。
5.ねずみが桶をかじる。
6.そうすると桶を直す人が増えて桶屋が儲かる。
という笑い話からできたそうです。
昔の人は想像力豊かですね。
そして昔の人がこんな話を玄関先でしながら笑っている風景を想像するとほっこりとした気分になれます。
2子どもの自立を応援したい!~親の子どもへの接し方~
定期テストが返ってくる時期ですね。
点数や状況は様々だと思いますが,定期テスト後の子供への接し方でしてはいけないことがあります。
それは点数が悪いと叱ることです。
叱られてやる気が出る子供はいませんし,叱って親の思うように勉強させても何の意味もありません。
もしかしたら一時的に点数は上がるかもしれませんが,自分の意志でやっているわけではないので長続きしません。
それどころかおそらく勉強が嫌いになってしまいます。
まず結果に対してどう思っているのかお子さんと話し合いましょう。
そのときに模範解答を求めてはいけません。
子供の正直な意見を聞いてください。
もしかしたら「悪かってもいいやん」というかもしれません。
それでも怒らないでください。
機嫌悪くならないでください。
それが現状のお子さんの考えです。
一人の人間の考えとして認めてあげてください。でないと本音で話してくれなくなります。
本音で話し合えるようになること,そこからがスタートです。
「悪かってもいいやん」と本当に思ってしまっているならば,まずそれを少しでも変えていかなければなりません。
それにもいろいろ話をしていくしかないでしょう。
時間はかかるかもしれませんが,感情的にならず誠意をもって話していくと少しずつ変っていくと思います。
「がんばったのに悪かった」という場合はテスト勉強の過程の話をしていきましょう。
よかった点は何なのか。悪かった点は何なのか。
それを活かして次のテストではどうしたいのか。
子供にいろいろ考えさせてください。
このときアドバイスしてもいいですが子供の考えを否定しないように注意しましょう。
次のテストに向けて計画を練るのもいいかもしれません。
テスト結果が出た後の子供への接し方で大事なことは
テスト結果に対して怒らないこと
子供の考えを認め,間違えていると思った場合は話をすることで改めさせていくこと
勉強の反省や次回への計画はできるだけ子供に考えさせ,絶対否定しないこと
です。
3,4質問お答えします
ご質問,ご意見,ご感想などお待ちしております。
5編集後記
昨日は,昔一緒に働いていた仲間がイギリス人と結婚してイギリスへ行ってしまうということで,
そのお祝い・お別れ会に行って来ました。
その会には昔教えたなつかしい生徒なんかもいて,とても楽しかったです!!
みんなほんとうに立派な大人になっててびっくりしました!
そこでまたみんなからパワーをもらいました。
教えていた子供たちの成長した姿を見れて,一緒にお酒を飲みながら話ができて…
こんな幸せなことはありません。
そんなとてもうれしい一日でした。