新緑が眩しい季節

 

雨があがり、五月晴れです。

風薫る、鴨川と比叡山。

杖をついて、いつもの散歩。

鴨川右岸堤防に見学者多数。

落差工に、木製「鮎の道」

これは卯月末の恒例行事です。

川の段差に箱型魚道を設置、大阪湾から

遡上してくる天然鮎を迎える。

「京の川の恵みを活かす会」の皆さん。

毎年、ご苦労さんです。

赤いベスト集団は市内小学生の勉強会。

TBS「地球を笑顔にするWEEK」の

番組撮影でした。

高瀬川「一之船入」辺りも緑濃い葉桜に。

5月1日~9月末迄。みそそぎ川に納涼川床を設置。

二条大橋~五条大橋まで2.5㎞に、85店が高床式

座敷が並ぶ。

木屋町三条上る、 「梅むら」の鴨川納涼床

日が暮れて鴨川の水面が刻々と色合いが変わる。

鴨川のせせらぎ、水面を渡る風。東山の山並み

を眺めながら涼をとるという趣向。

京の夕涼み、鴨川納涼床。木屋町三条上る。

京都花街で最多公演回数を誇る「鴨川をどり」

明治5年(1872)初演以来、第185回。

先斗町歌舞練場で、5月1日~24日まで。

紫式部によって描かれた世界最古の長編小説と称される

源氏物語を題材に第一部では「紫の雲にもゆれば」

外国からのお客さん多数。開演を待つ。

先斗町の象徴である千鳥が舞う緞帳。

上演3回目の休憩時間10分間ベランダへ。

先斗町歌舞練場1階から見た三条大橋。

第二部は、紫式部と藤原道長の恋模様

「うしろみ月」。踊絵巻と称される純舞踊。

豪華絢爛。フィナーレは、出演者総出で

花道まで並び華やかな舞で締める。

第二部を待つ緞帳もまた平安絵巻。

源氏物語の内容といえば不適切にも程がある。

当時、もしコンプライアンス統括官がいたら

即アウトですもんね。

多くの人気作家が現代語訳に挑んだ。

与謝野晶子、谷崎潤一郎、円地文子

田辺聖子、瀬戸内晴美、等々。

もののあわれ。と解釈するしかない。