「火消魂」が、実は商店街活性化の火付け役だった

 

半径600メートル圏内。

杖をついて歩行訓練。

 

ついでに社会見学。

京の散歩道「寺町」御池~三条を歩く。

 

この通りには鳩居堂さんがあるからよく行きます。

只今、建て替え工事中につき仮店舗で営業中。

 

 

火消魂(HiKESHi SPiRiT) 京都店が出来て久しい。

「日本の粋」「和の心」を未来に繋ぐ火消魂というブランドの店です。

 

此処に、老舗洋菓子店「桂月堂」がありました。

2~3年前ですかね、惜しまれながら130余年の歴史に幕を降ろした。

桂月堂は京都で最初に欧風菓子を製造販売した店として知られる。

1880(明治13)年創業。ロールケーキの原型「瑞雲」が人気でした。

看板はあの富岡鉄斎が揮毫した。 KEIGETSUDOの英字と同居。

 

ついでに鉄斎について。

鉄斎は法衣屋の次男に生まれた。

耳が不自由だったそうで、早くから国学、漢学など学芸の道に。

上京区室町通一条下る東側に文人画家「富岡鉄斎邸跡」がある。

 

この写真は5年くらい前に撮影してデータに入れてました。

しみじみ懐かしい。あの名物「瑞雲」が食べられないのが如何にも残念。

 

消防士さん関連の品物を売ってるのだろう。

珍しいから、観光客が買っているのかな。

最初はそう思っていたので暫く入店を躊躇していました。

 

 

火消の半纏を纏うと男衆は皆んな、シャキッとした表情になる。

 

このTシャツはどういった意味があるんですかね。

 

最初、火消魂があった至極近所に「京都玉露のご縁茶」がある。

この店とコラボした半纏という。

 

言われてみたら、そうですねぇ。納得。

 

「京都ぎょくろのごえん茶」さんにもインパクトのある商品が並んでいる。

火消魂さんからのコラボの提案に即座にOKされたことでしょう。

 

この濃紺もいいじゃないですか。仕事着にも採用されるでしょうよ。

 

この半袖Tシャツは、右の胸に千枚漬の印章付き。

左胸には、小さく縦書きで「とり市老舗☓火消魂

ということは、なるほど、そういうことですか。

+

 

通りを南に少し歩くと、明治の創業、特撰京野菜専門店「とり市老舗」がある。

春は洛西の朝掘り竹の子。 

夏は上賀茂産賀茂なす、つくね芋。

秋は洛北の丹波松茸。

冬は千枚漬、すぐき。

季節の筍や、松茸がいち早く店頭に鎮座。季節の漬物が樽の上に並ぶ。

料亭や旅館などの得意先がある繁盛店。地方発送も多い。

 

寺町通りの有名店とコラボすることで火消魂の認知度が上がる。

商店街活性化の手法としても面白い試みです。

 

 

背中のプリントを拡げて見せてくれた。

そっくり「とり市老舗」のユニフォームになりますね。

 

1932(昭和7)年創業、行列の出来る有名店。

ホットケーキが人気の店「スマート珈琲」さんとのコラボ半袖Tシャツもある。

 

「あいにく今、在庫はSサイズしかないんですよ」

忙しいのに。棚をゴソゴソ探しだしたので制した。

なので写真は撮っていない。

 

スマート珈琲のHPにも、とり市老舗にも同様のバナー広告がある。

以下11行は、スマート珈琲店さんのご案内。

 

寺町専門店会商店街「SPECIAL COLLABORATION」

〜スマート珈琲店×火消魂〜

珈琲の温かさには人々を和ませる作り手の熱い思いが宿っている。

火消しには人々を救う熱い魂(スピリット)がある。

 

それぞれが持つ“熱”が合わさった時のエネルギーの大きさは計り知れない。

目に見えぬ縁で同じ『寺町専門店会商店街』で商売を営む【スマート珈琲店】と【火消魂】。

この2つのお店が強力なタッグを組む。

 

目的はただ一つ。

その“熱”を持って、『寺町専門店会商店街』に関わる全ての人が楽しく・ハッピーになれますように。

 

【スマート珈琲店】×【火消魂】

待望のコラボレーションがついに誕生!!

 

歴史と伝統ある寺町通り。

そこでは、新参者の「火消魂」さんが商店街活性化の火種を撒いておられる。

「火消魂」は、実は「火付魂」でした。

 

新しいことをする時はエネルギーが要ります。

充分な説明と実績のデータが必要です。

頑張っておられる。

注目しています。

 

 

 

下肢の痺れとの闘い。

癌患者修行中。