(青色部分をを編集、加筆しました。 H27年 9月4日)


マウンテンバイクやシクロクロスバイク向けにスラム社が提唱していた、

フロントシングルギヤ×リヤ多段ワイドギヤ

の1×(ワンバイ)システムが、ロード向けに進化を遂げて、新しく『FORCE1』として発売される事が決定しました!


専用の「クランク」、「チェーンリング」、「リヤディレーラー(ミディアムとロングの2種)」、「左側ブレーキレバー」に、FORCE22のカセット、チェーンと右側Wタップレバーで構成されます。






 ↓ こちらは同時発売の『RIVAL1』、よりお求め易い価格のグループセットです。

コンポーネント税込み価格で12~13万円くらいです。










 ↓ こちらは1×11用に準備される、10T~42Tのスーパーワイドカセットスプロケットで、このカセットだけミディアムケージのRDと組み合わせて使います。(専用ハブにのみ取付け可)







マウンテンバイクの世界で、スラム社が提唱した「ワン・バイ・イレブン(フロントシングル×リヤ11速)」は、プロ選手やシクロクロスレーサーにも普及が進み、マーケットの拡大とともに、フロント多段のほうが(技術敵に)優位性があるはずのシマノ社もフロントシングルのコンポをラインナップ、追随するに至っております。

それがとうとう今回、「ロードバイクもフロントシングルでどう!?」の提案がメーカーからあったわけで、中島はこれを、画期的でもあり、自然の流れでもあり、と、とらえています。


自然の流れ、つまり、なんとなく予想できたともいえるのが、リヤの変速が時代とともに9段→10段→11段と増えるにつれ、カセットスプロケットの各ギヤも目が詰まってきて(クロスレシオ化)、なおかつローギヤ側も拡大され(ワイドレシオ化)、そんなお膳立てがそろったところで、当然出てくる話題は、「だったらフロントの変速って、要る?」となるわけです。


もちろん、ツールドフランスを走るようなバイクで、このシンプルなフロントシングルが使えるというわけではありません。一般ユーザーでも、レース志向が強い方には向かないでしょう。ただ、そんな方々でも、セカンドバイクでとか、肩肘を張らないLSDでの利用とかで、「あり」かもしれません。日常のロングライドや、ちょっとしたスポーツユースでも、あえて「フロントシングル×リヤ多段のロードバイクでシンプルに楽しむ」という選択が、普通にできる時代がくるかもしれません。


かつてオートバイの世界では、レースイメージのバイク『レーサーレプリカ』が一世を風靡したことがありましたが、その後、「レースをするわけじゃないからもっとシンプルに」ということで、カウルを外した『ネイキッド』バイクが次々に登場、再びブームを巻き起こしました。

※ レーサーレプリカ:レース向けにカウル(カバー)で全体がおおわれて速そうなやつ。

※ ネイキッド:レーサーレプリカからカウルを取って、ハンドルも高めのストリート仕様



「1×11」のロードというのは、オートバイのネイキッドみたいなイメージで捉えるとよいかもしれませんね。

(まあ、軽量化してガッチリ勝ちにいっても構いませんけど・・・)


 





さて、こちらは↓↓、中島が10年前からフロントシングルで使っている『Nakashima』号です。

シフターは7900のバーエンドタイプ、フロントシングルギヤ、RDは6800ロングケージと11/32Tカセット、1×11速の組み合わせです。


かつては42Tのチェーンリングを使ってましたが、踏めなくなってからは39Tにしてます。


11Tギヤをケイデンス90で回したとき、時速40km/hの計算ですが、かなりのワット数でないと踏めない領域なので、下り坂や調子のいい時の平地でたまに使うくらいです。

同じ条件で、120までケイデンスを上げると時速約54km/hとなります。下り坂だったら一般レベルでは、この速度あたりからは脚を止めて体を伏せた方がスピードが乗っていきます以前使っていた12Tトップでは、やや物足りなさを感じましたが、11Tトップに変えて不満は解消しました。

あと、ローギヤで、「チェーンが斜めになりすぎて効率が悪いのでは?」という心配がありますが、フロントのチェーンラインを上手く設定すれば、さほど気にならないレベルでまんべんなく使えます。
まあ、セカンドバイクとしての位置づけでもありますし、よっぽどのハイスピード集団走行でもしない限り、この11速だけで結構オールラウンドに走れると思います。ちなみに、雨が降った時のサイクリング大会やレースでは、こちらの「Nakashima号」で走ってます。かつて、照葉樹ヒルクライム、宮之城ロードレースで使用しました。

















↓↓ こちらは、中島使用中のパナソニック・クロモリバイクです。


右レバーはスラムAPEX10速のダブルタップで、左側はダブルタップメカを外し、ブレーキレバーのみ使用してます。

(新発売のライバル1みたいな仕様です)


RDはAPEX白仕様、カセットは11/28の10速です。


クランクはスラムRIVALですが、チェーンリングは変速性能と、46/34の歯数を選んでシマノシクロクロス用です。


フロント変速は、7?00デュラエースWレバーと、スラムREDの組み合わせ、どちらも自転車屋さん的余り物パーツです。

(※本来、スラムREDとシマノシフターは組み合わせできないのですが、無段階に動くWレバーならではの合わせです…)


この左側だけWレバーにするやり方は、かつてランス・アームストロング選手やホセバ・ベロキ選手が、バイクの軽量化目的で行ってました。



中島の目的は、動作性とカスタマイズです・・・。スラムダブルタップのフロント変速は、ちょっと、「ヨッコイショ…」って感じで、シマノより力が大目に必要だったりするわけですが、デュラエースWレバーの採用で、変速は画期的に軽快になったと言えます。

(※ハンドルから手放ししないと変速できませんけどね…)


余談ですが、フロント変速が上手くできないとか、よくトラブルになるという方は、このシンプルなWレバーで変速に慣れていただくと良いかもしれません。


手放しするから自然と力も抜けるでしょうし、動作も理解しやすいです…。

(・_・;)


まあ、初心者向けにWレバー復刻というのは半分冗談ですが、ちょっと遊んで『スラム1シリーズにフロント変速追加』なんてのも楽しいかもしれません。

デュラエースのWレバーも非常に良くできてるので、シンプルに仕上げたいときは、候補としてどうぞお忘れなく。