
鹿児島は今日も暖かいので、扇風機を「中」で回しつつの半袖男・中島です。
(翌日から寒が戻りまして、現在は半そでの上に長袖を羽織ってます。ご安心くださいませ)
お客様分のフレーム組み換え作業が「取り寄せパーツ待ち」になって少し手が空いたところで、デモ用バイク(アテナEPS仕様)をいじってます。



完成した状態では、電動シフトタイプのほうが(機械式の切替に比べて)ワイヤー取り回しがキレイに仕上がるのですが、組み付け中は上の写真のように、
『組立中のアラレちゃん』
みたいに、ゴチャゴチャと配線ビヨヨ~ンな感じになります。
アラレちゃんみたいに「しゃべり」ませんが…。
※まあ、シマノDi2が「堺なまりの大阪弁」でしゃべるとか、EPSがイタリア語でまくしたてるとか.... 、え、電池が切れるまでしゃべる?....、延々1500kmずうっと・・・・?、とか、考えなくていい事なので、先に進みましょう。
下の写真では、特殊工具でリヤメカを取り付ける「エンド」部分の平行を見ています。
皆様に納車する新車も、一度ディレーラーを外して修正・確認してからお出ししておりますが、結構な割合で内側にひずんでます。修正といっても、加減を見ながら力ずくでグイグイやるわけで、あまり気持ちのいいものではありません。フレーム販売のものは割りと精度が出してありますが、一般的にはなかなかそこまでは・・・・。
繊細な場所ですので、くれぐれも「右側にはバイクを倒さない」よう、ご注意くださいませ。

皆様には見る機会の少ないフレーム内部ですが、BB周辺だけで「7つの穴」が開いております。
ケンシロウか…?と、思いましたが・・・・。
当時、クールな人気声優だったカミヤさんが、「フォワタタタタタタ・・・!!」とやらかして評判になったものです。



後方の縦に長い穴は、機械式のフロントライン用でEPSでは使わないのですが、「ふさがなくていい(BY代理店)」そうなんですが・・・。
・・・とは言われても・・・。
いやあ、このいい感じの穴の開き具合といったらありません。入っちゃうでしょう、中に・・・。何らかの小動物が・・・。
もうちょっと穴が大きければ、「猫とか確実にのぞきこむ」でしょう。
ずうずうしい子は、中に入ってくつろいじゃうでしょう、きっと。まあ、猫は無理として、ハチ君あたりが侵入するにはピッタリの穴です。そして、剛性感たっぷりのカーボンハウスを得たハチ君ファミリーがやたらと増えて・・・・・
・・・・などと考えたくないので、何かでフタをしておきます。

そして、鍛え上げられたタフなボディのこの男はすでに、7つの秘孔から送られる覇気によって、自在に操られてしまう運命に・・・
「俺はラオウか!」
とかも、考える必要は無いですね・・・。先に進みます・・・。
写真の右側・赤がカンパニョーロEPS、左側の黒がシマノDi2(第2世代)、 ともにアウト側コネクターです。
一部の電動コンポ用とされるフレームは、現行の(小さい)Di2コネクターしか入らない仕様になっていて、コネクターが一回り大きいEPSは使えませんのでご注意下さいませ。


ステムはDEDAの「スーパーレジェロ」というモデルです。イタリアマークが下側になって目立ちませんが、つや消し塗装の上に艶あり文字が入る、フレームと共通のデザインです。
最近は、フレームデザインとパーツデザインが、メーカーワクを超えて手を結んでるようなケースを見かけるようになりました。
パーツとフレームがコンポーネント化する動きが出てきたのでしょうか。


ではここから、「ハンドル高さとコラムカット」について説明していきます。
今回、ステムはスペーサー無しの直置きで、余ったコラムを潔く(いさぎよく)も『スパーッ!』と切断しました。
プロレーサーやショーモデルならまだしも、例えるなら『授業中に手を上げて告白する』くらいの後のない大胆行為でして、中島も新車でやるのは極めて珍しいです。
カッコよさや、剛性・軽量性、どれをとってもフレームのすぐ上にステムが乗ってるにこしたことはないのですが、一般的にはハンドルが低くなりすぎてとても乗りにくくなってしまいます。切る事は後からでも出来ますが、切ったものを戻すとなると、それはもう・・・・。
(※イージーポジションも考えると、30mm(スペーサー2~4枚分)前後かさ上げ分の余裕を見てコラムを切るのが普通であります)
実はここに、CX-ZEROのような『コンフォート系フレーム』を選ぶことのメリットがあります。
比較に見ていただく下の写真は、ほぼ同じポジションの出ている「GIANT TCAアドバンスド」です。かつて、T-モバイルチームでヤンウルリッヒが乗っていたモデルです。

コラムスペーサーを4枚(35mm分)入れてステムを高くしてありますが、CXーZEROではスペーサー無しでほぼ同じポジションが取れます。
「走りは極めないけど、バイクはクールに極めたい。」
男のダンディズムですね。ゲッツ!
ちなみに、大きめのフレームサイズを選んでも同じ効果が現れますが、ショートなステムが「チョット微妙」になります。今回はトップ長が若干短くなった分、ステム長を10mm伸ばしました。
このセッテイングで、サドルとハンドルの落差は55mmです。もっと落差が欲しい場合は、角度の強いステムを入れるか、レーシングライクなフレームを選ぶと良いでしょう。