こんにちは。新緑が芽生えてきました。それでも星野は昨日はストーブが必要なくらい寒くなっていました。晴れるととても気持ちの良い日和ですね。

 

 この前kindleの読み放題に入りました。スマホに取り入れて、車の中で本の読み上げ機能を活用したりしています。これでさらに充実した日々になると良いかと思います。月で980円になりますが、読みたい本がいろいろ出てきたので、これで元は取ろうと思います。読みたいのは、今特にノンデュアリテイティに関するものです。何それ美味しいの?と聞かれそうですが、飲み物ではありません。簡単に言うと悟り本です。これからの人生はこれを第一に生きることになります。私はこのために生まれたので。

 

 昨日は星野に夜来て録画した、古典芸能の世界を見ました。歌舞伎の人情ものでしたが素晴らしかったので2回見ました。主演が尾上菊之助だったので、これは見ておこうと思いました。とても美しい、江戸時代人そのものがそこにいて終始魅了されました。歌舞伎も良いものは見てみようかなと思います。寅さん見慣れているので、その江戸気質とかお馴染みでよく分かります。それと思ったのが、寅さんも凄いけど、志村けんって本当に凄かったんだと思いました。

 

 それから、今週は映画館まで行きました。作品はデューン砂の惑星2です。この作品は古典的な小説の映画化されたものです。風の谷のナウシカもこれのパクリとまでは言わないですけど、それに影響を受けて出来たものです。詳しくは書くのが面倒なのでやめますが、砂漠の惑星を舞台にした超大作シリーズになります。

 

 まず、見た感想ですけど、私敵には評価星4つというところでした。昨年見たアバター2と同じ感想です。アバター2が水の惑星で海の世界を体験するものだとすれば、砂の惑星は砂漠の中東世界を体験できる映画です。そこに未来世界でありながら中世の欧州、古代のイスラムの時代が再現されています。さらに、今回はイスラム圏の救世主待望、その思想が皮肉も込めて見事に描かれていました。現代の石油利権とか民族問題とかと重なり、考察するのにはとても深い作品です。

 

 特に始まりから中盤まではそのイスラム世界というか、それが芸術的に美しく描かれて素晴らしかったです。それが目当てで来たわけです。ただ終盤はバタバタした感じで舞台調になってその辺が惜しかったように思います。まだまだ先が続くようなので、また次回にも期待してます。とにかくこれまでの映画とは違うアートなものですので、まあ大ヒットしなかったのも仕方ないですね。映画館も直ぐに上映回数を減らされて、慌てていきましたが、数人しかいなくて、貸切状態でした。アイマックスシアターで見るつもりでしたが、それだと映像体験も違ったかも知れまっせん。

 

この映画を見て、再び感じたのが、宗教というのはやはり民族の描いたフィクションであって政治利権のために作られたのだということです。ホモ・サピエンスが確かにその通りなんだと思います。救世主待望とか神話に基つくものが、全て各民族の統治統合のために作られたものだとよく分かります。この話は徹底して周りから異民族の主人公が救世主に祭り上げられるのですが、なかなか本質を突いてると思います。

 

 映画で水の惑星、砂の惑星と異世界を体験できましたが。次に何が体験できるでしょうか。