妄想です。



自己満足のBLです。




妄想ですから…





「着陸体制…

機体の頭を15°あげて…

そう 上手です

機体に当たる空気で減速です


櫻井さんも

これで

僕と2機編隊員ですね」


「はい」


岡田「櫻井さん子供遊びに乗らなくて良いですよ」


大野「遊びじゃなく

大事な

模擬訓練です!」


なんか頰を膨らませ

可愛い敬礼してるけど…


岡田さんはニコニコ私に


「大野は飛行機しか頭に

無いやつなんですみません…」


「いえ

楽しいです


大野さん

戦闘機に乗っているって感じしないですね…」


「そうですか

ブルーは秒速1キロほどですが

戦闘機のパイロットは

音速の世界に日々いるので


地上では

とても静かな方が多いですよ


それより

カキ食べてないですね

とても美味しいですよ」


「好物なんでいただきます」


大野さんに気を取られて

大好物を食べてなかった…


焼酎のお湯割りを飲みながら

カキを頬張っていた


大野さんが

ふわふわの笑顔で


「6機編隊を作りましょう」


あちこちにある箸袋を

集めニコニコして

私に折り紙をしろと言わんばかりに

目の前に置かれた


参ったぞ

折り紙か…すっごい苦手なんだけど


指が綺麗な大野さんが

丁寧に教えてくれて

このうえなく

幸せなのに



「櫻井さん

ちゃんと角と角を合わせて」


「…あの合わせてるつもり…では


あの…

不器用なんです…」


「ふふっ

見て見て簡単だから」


困ったな

ニコニコなんだけど

圧が強いような…


「櫻井さんは…折り鶴は折れる?」


酔っているな

少し呂律が回ってない

でも

そこも良いのが恋だよな幸せだ


「あ 折れないです」


「やっぱりか…

ん…この頭の所が

大事なんだよ


櫻井さん


簡単だから…真似して

ここを山折」


顔が凄い距離が近い

鼻息がかかる…

熱い…


肩が当たっている

体温と鼓動まで感じる…


余計手が震えて

紙飛行機はめちゃくちゃ


「あははは

どうしたらそんなことに

あははは」


腹を抱え…

涙まで流して笑ってる顔

情けないけど


この笑顔が見れるなら

自分は不器用で良いかと思えてくるから


久しぶりの

恋は

楽しい


「あははは

櫻井さん

自分作りますね  あははは」


「お願いします」


岡田「大野二尉…櫻井さんは

テレビ局の方で空自マニアではないからな」


大野さんは

頰を膨らませ


「muscle…広報です。

空自の隊員が

普通の優しい強い人間の集まりだと


広報中れす…ふふっ

安心してください

ねぇ

櫻井さん」



「あ…はい

岡田さん…楽しませて貰ってます」


酔ってる大野さん

とても可愛く笑いだしたぞ



岡田「…大野二尉…

…楽しそうで何より…」


岡田さんすみません

本当に楽しいんですよ……下心が…ね


「櫻井さん、櫻井さん

行きますよ


スタートミッション!


デルタ体制

ゴー


ワンスモーク」





大野さん

6機の紙飛行機を指にニコニコ


きっと

青い空に飛んでいるんですね…

……

なんか申し訳ないほど

懐かれている感