妄想です。




自己満足のBLです。




妄想ですから…



お試しで書いてみました

どうかな…


ドキドキ…





「自分はドルフィンライダーです」



ドルフィンライダー?

イルカに乗るのか??

確か自衛官とか言ってたよな

「自分」とか言っているし


女の子達がポカンとしてる中

ハの字眉をさらに下げて

困ってるのかと思ったら

ニコニコしてるけど


看護師との合コンに

人数合わせとかで連れてこられた


どうも

そのハの字眉の大野智も人数合わせらしい

烏龍茶で

もぐもぐご飯を食べている


それでも

顔が良いからか


「あのドルフィンライダーって

どんな仕事ですか」


……

質問を受けている


「自分、自衛官です」


「大ちゃん

職業はさ……ほら

みんなびっくりしてるよ


あのですね

航空自衛隊で

大ちゃんはこう見えて


空自のみんなの憧れ

ブルーインパルスのパイロットだよ

俺は地上で整備士だけど」


なんか

派手な女の子が


「ブルーインパルスのパイロット…って


戦闘機の?怖っ

アレうるさいし男だけだよね好きなの」



なんだか場が静まりかえった

俺はそんな事ないと思った

子ども頃航空ショーを見た事があったから


みんなが場を和ませようとする

そんなことも気にせず


「それじゃ僕…明日があるので

帰ります」


その大ちゃんが

会計を済まし帰っていく


「俺たちは

テレビ局勤務と天気予報士」


他の奴が女の子にアピールを始めた


俺は報道記者を目指している

今は情報番組のアナウンサー


東北の復興番組の地方番組との打ち合わせで

合コンにたまたま誘われた


ここは確か

自衛隊基地の側だからな…


身体は華奢に見えるけど

空自のエリートなんだ



「櫻井!どうした」


「俺、用事を忘れてました。

明日の取材に間に合わせなきゃ


すみません」


何故か大野さんわ、追いかけていた…

少し猫背で歩く大野さんを



「あの…明日早いんですか」


「えっ」


「俺、櫻井翔です」


「知っているけど

さっき自己紹介してたし…

東京からきた

情報番組アナウンサーさんですよね」


「あの…ブルーインパルスって

パイロットになるのにとても大変なんですよね

若いのに凄いですね」


「自分、君より年上だよ

29才」


「えっ…俺…私

26歳です


それでも30前にインパルス乗るの

大変じゃないですか」


話しがしたくて

次次と言葉を発した


ゆっくり話は姿はエリートと言う感じじゃない



「自分…航空学校出なので


防衛大学出の方よりは早く慣れますね


それが?」


「あの

ブルーインパルス

訓練の取材なんて出来るんですか?」


「?自分はわかりません…

空幕の広報に聞いてください

では」


「くうばく…?

それってなんですか

あの

そこの焼き鳥屋でお話聞いても良いですか」



何…俺

必死になってんだ


「自分は訓練があるので…

失礼します。


空幕は

防衛省航空幕僚監部です


東京に帰ったら

防衛省に行けばありますから」


しつこいよな…俺…


「あの

連絡先教えて貰っても良いですか?」


「電話番号は空自のホームページにあります」


「ホームページありがとうございます 

おやすみなさい」



どんだけ

舞う上がっていたのか

ホームページに載っていたのは

航空幕僚監部の広報部の連絡先とは

気づかなかった