妄想です。




自己満足のBLです。




妄想ですから…アセアセお願い

おはようございますニコニコ




「おまえら…」


ドクンドクン

喉の奥から聞いた事ない低い声が出る


急激な気温の低下に

霧が立ち込めた


静かに

店主を木陰に休めるサトシ


「ここなら大丈夫…町の人を

呼んでくるです」


サトシ狙う数人が

銃を構えていたが…


急な気温変化に狼狽え

驚いている


怒りで

周りをドンドン凍らせていくショウ

華やかな春をそのまま凍結させる



サトシはそんな霧の中

ふわふわと浮かび

ショウを抱きあげた


乾いた発砲音がショウの耳に聞こえた


「サトシくん

危ない

おろしてくれ」


「んふふ…大丈夫…大丈夫

僕はショウくんのおかげで

この森の神さまですよ


それに

火を消してくれたですね

流石ショウくんです


僕はショウくんのペルルですからね

大丈夫」



冷たい霧の中


「何処だ?

何処へ行った」


あちこちに銃を打つ人間の耳元で

7色の光がふわふわ


「僕を探しているの?」


「えっ」


「なんで

僕のお気に入りのお店を燃やしたの?」


「はぁ?」


「なんで…酷いです?

僕は怒ったですよ

容赦しません」


「何処だ…何処だ」


サトシくんは私を小さくして抱き抱えたまま

ペルルより更に小さくなって

音速で飛び回る


自慢の怪力で銃弾を抱え


「もう危ないです

おまえ達に

お返しします」


抱え集めた何発もの銃弾を

ハラハラと降らせ


カランカラン

真っ白な霧の中

金属音が響く


「う…わぁ…  どこだ」

「な…なんだ」


七色の光は

四方八方に飛び


そして

月明かりが

犯人達を真っ暗な森の入り口に

浮かび上がらせた


町の人は火付犯として

その人達を捕まえる


「二度とこの森には

おまえ達のような者は

近づかせないぞ」


犯人達を拘束して

店主を救助する


「店主、森の先生が診てくれたんなら

大丈夫だな

とりあえず今日は町長の家で休んで


明日もきっと

森のお医者さん

そっと

診にきてくれるさ…」


「火も凍るんだな…

可愛い雪ん子が助けてくれたんだな

しかし

凄い

一瞬で真っ白な冬だ…

大事な森を守るんだから仕方ないな」


町の人は

サトシくんも私の事も

信じてくれてる事が嬉しくて


サトシくんの腕の中で

涙が出る


冷えた身体が温まる


サトシくんが


「ふふっ」


ペロッて涙を舐めた

その温もりで


私が凍らせた町は一瞬で溶けた…


どうやら…


私の力もサトシくんのおかげで

強くなってるな…


一瞬で森も町も凍らせてしまった

サトシくんが

抱き上げてくれなかったら


もっともっと凍らせ

木々を凍らせ

人も凍らせていたかもしれない…


町の優しい人まで

巻き添えにして…


あの犯人と変わらないな