妄想です。



自己満足のBLです。




妄想ですから…アセアセお願い

おはようございます。

私の妄想の部屋に尋ねて来て下さり

ありがとうございます爆笑


とても嬉しいですちゅー感謝してます。





春を連れてくる

南風はあっという間に

雪を解かし…


小川には雪解け水が大量に流れ

眠っていた

魚達や

カエルが卵を産み


小鳥やリスはヘビが目覚める前に

子育てを終えるために

忙しくなる


騒がしくなった森に


ペルル達が忙しそうに花を咲かせ

目覚めた虫達に栄養を与える


サトシくんは

人間の姿でペルル達を沢山連れて

森をゆっくり歩く


一歩一歩が


この地上の命をサトシくんが司っているんだと

知らされる…


「ショウちゃん

この頃どうしたの」


羽を持たないマサキがぴょんと飛んできた


「どうもしないよ」


「なんだか…元気無いんじゃない

この頃はさ

無茶苦茶な遊びで

気を失う事もないのに


どうしたの」


「そうか?

幸せボケかな」


そう

この不安はただ幸せすぎるからなのかも知れない


「ショウくん!見て見て

ヤマゲラの雛ちゃんだよ」


古い大きな切り株を登り穴に顔を入れて

サトシくんが手招きをする


そのサトシくんの後頭部を

ヤマゲラのお母さんが突く


「アテッ…ごめん、ごめん」


ペルルの姿になり

ヤマゲラのお母さんと話している


「あははは

ショウちゃん見て見て

サトシ

雛ちゃんの餌にされちゃうぞ」


「それは…笑ってる場合じゃないかも」



ヤマゲラは大きなキツツキ

ペルルの姿のサトシくんを嘴に挟んでいる


「うわぁ、ごめん

可愛いひなちゃんを見てただけだよ


ごめんてぇ〜」


慌てて

私は

大きな切り株に飛びついた


「ショウちゃん

あれはサトシが揶揄われてるんだよ


大丈夫、大丈夫


それに木なんて

登れるの?

しがみつくのでやっと…みたいだけど」


「…


揶揄われてる…


良かった

木登りはした事がないな…」


1センチも登れていなかった

気持ちは

巣穴にもう手が届いてたはずなんだが…



サトシくんはふわふわと

笑いながら戻ってくる


満開の花びらが

風でひらひら降るように


ポケットに入って

「ふふっ

助けるつもりだったですか?


ショウくんありがとう」



胸に身体を寄せて落ち着いているサトシくん



…もう

可愛いのか

かっこいいのか

美人なのか

強いのか


どれか一つにしてくださいよ…