妄想です。



自己満足のBLです。




妄想ですからお願いアセアセ





真っ白な森


「ふふっ

白いね…」







サトシくんは森の中

キラキラと飛ぶ

あちこち


陽を浴びキラキラ


青い空がでた

陽を受けた真っ白な森は


眩しい


目を開けているのがやっと


クマゲラのドラミングが響きわたる

吹雪の中を

巣の中でうずくまっていた身体を

伸ばしに


キツネやリスが出てくる


フクロウが休み場で凍る小川を静観する…



「ふふっ

凄い綺麗ですよ〜」


とても優雅に飛んでいるペルル達

森の中は宝石のようにキラキラだ


森の入り口に深い雪と地吹雪で

人は近づけないだろう


「ショウくん

モモンガー!」


サトシくんが可愛いモモンガの背に乗り

木から木へ

飛んでいる


…嫌な予感がする


「ショウくんも乗ってみてよ!」


風磨の北風には乗れるけど

高い所は苦手だし

…モモンガは可愛いけど





羽がある訳じゃないからな


安定しないだろ…

それに

勢いでゆっくり落ちてんだから


参ったぞ


「ももちゃんショウくんを乗せて

良いって言ってるよ」


モモンガが良くても…


「サトシくん

あの…高いですよね」



「ももちゃんの背中ふわふわで

気持ちいいですよ」


…そうですよね…そうですよね…


「ももちゃんが

手が温かいって言ってる


良かったです」


そうか…手が温かくなれたんだな

よし…乗ってみよう





背中の毛は思っていたより

広いけど


そして何故だろうモモンガも

とても愛らしい顔なのに

サトシくんと同様に腕白な空気を感じる


ペルルの大きさにすでに

変えられてる私


背中にしがみつくしかない


サトシくんがモモンガの背中に

ふわふわと飛んできて


モモンガを右手で撫でて

片手で私を抱きしめられて


「大丈夫、大丈夫!」


腕白サトシの

ニコニコ顔


顔が近い

そっと頰にキスしてみたら

真っ赤になって


「ふふっ

ももちゃん!飛んでください」


って言うと


「ショウくん捕まって」


さらに強く抱きしめられ

身を寄せてきた


サトシくんの優しい香りがサトシくんから

溢れてくる



腕白サトシは男前なんですよね。

ドキドキしますよ


「ささ…サトシくん

モモンガさんあのあの…



ぎゃー」


私の声が静かな白い城の中に

響きわたってますね…


高い所もこの急降下も…


大の苦手です

手が温かくなれても苦手です。


でも


サトシくんとだと楽しいのは何故でしょうね…




私達が飛び降りた木には

沢山のモモンガ達が

私の残念ないつものやりとりを


束の間の晴れ

餌を食べながら

黙って見てますね…


無事隣りの枝に飛び着いたようですが

可愛い顔の腕白…軍団ですね…


気が遠くなる…


「うわぁ…ん ショウくん」


これもいつものパターンですね…