妄想です。




自己満足のBLです。



妄想ですから…

いつもありがとうございます。
こんばんは
お疲れ様でした照れ

ムビステのお話をチラチラ見て
思い出したのは

始めて動いた時の大歓声

下から見る嵐さんは青いライトに浮かび上がった
彫刻のような美しい
姿だった事

スタッフさんがね押す姿も良かった
その後ろから嵐から受け取ったタオルを持ってジュリーさんが
嵐さんを見守って歩いてたこと

楽しかったな…また見たいです。




夜は深く

青い月明かりの中


突然サトシくんの身体が

大人の身体になり


水の膜の中に
草花を芽吹かせた身体で
うずくまっている

静かな夜
いや静かすぎる夜

どうしよう

居間の
マサキ達の花が
…えっ枯れている

窓の外を
慌てて見る
枯れ葉が舞っている
秋だけど
そうじゃないよな…

夜行性の生き物の音がしない
森も枯れてるのかサトシくん?


「サトシくん
どうしたんです
森が
マサキ達の花まで枯れてます」

小さな声で

「僕はショウくんのペルルです」

「サトシくん
それはその通りですよ…」

透き通る水の身体の中には
沢山草花咲き乱れ

サトシくんの身体だけで森のようだ

うずくまったまま
小さな声が聞こえる

「僕はショウくんだけのペルルです」

「はい」

「ショウくんはペルルの愛を知らなきゃ
いけないなんて訳ないです…」

「いや…だから
その」

「何がどうした…んですか
ペルルを思うと私の誤作動…のどこが

あの
森を枯らす原因ですか…
マサキ達はどうなるんです」

身体の中に小さなペルルがいる
…そうだ
マサキ達は私を友達としてサトシくんが

呼んだペルル
身体の中に?

森がサトシくんの身体に?
いや
サトシが森なんだよな
神さまが言ってたよな

サトシくん?

「サトシくん…サトシくん
私が言った事が気に入らなかったのかな

教えてください」

目がゆっくり開く
青い瞳はそのまんまだ


「ペルルへの愛を知らなきゃいけない
って言ったです」

…ん?

「サトシくん?」

「ショウくんはこの森とペルルを守るために
世界を
凍りつかせるほど
愛を知ってるのに…

他に何を知るですか」

青い瞳がウルウルだ

間違えたのは私だ


そりゃそうだ…


世界凍らせてそれ以上何をどうしろって
…事だよな 多分
ひなちゃんへの愛と同じ
そこは
知っているはずだよなって事だよな

サトシくんが困っているのか
違うな
拗ねてるんだ

これは
素直に言わないと

サトシの森
サトシのペルル
私の為のペルルのサトシ
だから
サトシくんが拗ねているんだ

そうか
この森やペルルへの
思いを知らないって言ってしまったような
ものなのか…私が

だから
この森自体が拗ねているって事だよな

何度も私のペルルだと言うサトシくん
そうだよ
それは知っている

「サトシくん
そう
ここは私を受け入れてくれた森
大事な森

そして
ペルル達が私の友達

そこへの愛は知ってます」

サトシくんの透き通る身体の中に
大きな空気の泡が
ドクンと動く

「サトシくん
この森やペルルを大事だと思う心は
愛ですよね

ひなちゃんへの思いも愛ですよね…

私が知らなきゃいけないのは
その愛じゃないんです」

マサキ達の花が吹き返す
…良かった