妄想です。




自己満足のBLです。




妄想ですから…アセアセお願い

おはようございます雪
昨日は
最後の大雪…雪ん子が来たのかな?おねがい
楽しもうと思いましたが

残念なお年頃
楽しい妄想ではどうにもならない
腕が雪かきの筋肉痛で目覚めました…タラー




マサキ「ショウちゃん

また雪が降ってる」


ショウ「すまん、すまん

ひなちゃんとサトシくんがさ

可愛いくてさ


幸せを感じると降るみたいなんだよな」


カズナリ「仕方ないですね」


ジュン「掃除は任せたよ

ショウさん」



サトシくんとひなちゃんが

夜2人が両頰に身体を擦り付けて

遊ぶ


ふわふわの羽毛と

柔らかな肌


「くすぐったいですよ

あははは」


笑っていたら

何度も何度も擦り付けてくれた

一羽と1ペルルの香りは優しく


幸せだなぁ

感じながら寝ていたら雪が降っていた


そう

幸せだと思うと

満たされて雪が降る


部屋の中にうっすら


マサキ達の寝ている花が枯れない程度の雪


サトシくんとひなちゃんは私の横で寝ている


「あの寒くないですか?」


「全然…暖かい雪ですね…ふふっ

さすがショウくんです」


「クァ」


怒らないけど

部屋の中に降らせないようになりたいですね


多分

力が満ちれば

それも解る気がするんですよね



サトシくんと町に出た

…あの本を探す


本屋にはなかったけど

古物屋の店先

…古本が山積みに置いてあった


サトシくんは

ひなちゃんの為にベビーバスを見ていた


「んふっ ホーローのこれは良いね

花の絵とライン…

どっちにしようかな」


「この周りの

花飾りの絵がとても鮮やかで

素敵ですよね

こちらは青いラインだけのシンプルさが

良いですよね」


「迷うな…ふふっ」


薄暗い店内が

明るくなるような

お店の人が固まる笑顔を振り撒いている


板張りの床を足音をさせず

静かに歩く

サトシくん…


店主とサトシくんの会話が

凄く気になりながら


本を漁るあの皮の表紙…は

赤い色だったよな


似た物を見つけ

引っ張り出す


埃と一緒に古い本が現れた


これだ

ペルルの森


表紙を開くと


まったく似てないペルルの想像した絵と


羽に不老不死の力を持つ

…ペルル


…と書いてあった

ペルルはただの花咲か爺さんなのに

それに

女の子ばかりの絵


ペルルは何故か男の子ばかりなのに


サトシくん達以外の

ペルルは会話もしない


本当にただ花を咲かせ

木を芽吹かせ

森の青を深く深くするだけ


怒りで

本を少し凍り付かせてしまった


暗い店内ランプの灯りの下


会計をするサトシくんが

まだ店主とにこやかに話す…

姿を見た


カァと身体が凍りつく


あっという間に本は凍りついた

足元…にも凍れた床板が


白くなる


やばい

慌てれば慌てるほど

冷たい白い煙が店に立ち込める


気づいたサトシくんが

慌てて手を繋いでくれた


店主「なんだなんだ?」


サトシ「ふふっ なんです?」



サトシくんの周りは

笑顔と共に暖かくなる

凍りついた床板は元にもどる


私を静かに見る


「大丈夫ですよ

大丈夫」


随分と大人なサトシくんがいる


会話はゆっくりしてるけど

子供のようではない


さっきの急速冷凍は

つい店主と話す姿に

私は多分

強烈なやきもちを妬いたからだな