妄想です。




自己満足のBLです。




妄想ですから…
こんばんは
お疲れ様でした桜




「餌がまずあるところを

探さなきゃ」


…雛が生まれる前から

大騒ぎ


本当に愛情深くて優しいペルル…


マサキやカズナリにジュンが

暖かい巣を作る材料を持ってきた


カズナリ「ショウさん

これをこうやって藻なんかと絡めて

そしてこの泉の泥とまぜまぜです」


カズナリはとても器用で

安定した巣作りを教えてくれた


カズナリ「何やってんです」


とても不器用な私

スカスカになる


サトシくんが直ぐ飛んできて


「大丈夫

僕がね直してあげるから」


そう言って

とても美しい巣を作る


マサキ「ショウちゃん

ほらふわふわの綿毛拾ってきたよ」


「あの…雛さんもふわふわかと?」


マサキ「ショウちゃん

巣をふわふわにしておくの

鳥の雛は生まれた時から


トイレは巣のお外に飛ばすほど

綺麗好きなんだよ」


またサトシくんはふわふわと私のところに来て


「マサキ、今その話しをしてたんです。

ありがとうございます」


綿毛を巣に手際良くひきつめ


「卵さん楽しみです」


毛布にくるみ人肌より少し高めに温めたお湯を

瓶に入れて卵を温める


とても優しい顔


ジュン「まったくサトシが

世話してんじゃん


ショウさんにやらせてやれよ」


ジュンそれは…

サトシくんに任せた方がいいような


「そうでした

ふふっ

ショウくん

卵温めてあげてください


交代で温めるです

ふふっ」


「乗ったら潰れてしまいますよ」


「えっ…そうでした

ショウくん…どうしよう」


マサキが瓶のお湯を変えながら


「とりあえず

これで温めてんだから

乗らなくていいよ

たまに卵を回してあげて

瓶のお湯が冷めてないかを確認する事」


流石だなマサキは小さな動物達に

絶大な人気があるのは

こういう事か


雛が生まれたら

サトシくん大丈夫かな…


とりあえず本を読み漁るが

白鳥の雛の育て方なんて

書いてない…


食べ物は落穂や藻たまに虫

先に生まれてる雛は何を食べているか

見に行こう


サトシくんに卵を頼み見に行こうとすると


「僕も行くです

マサキくん

卵お願いしましすです」


マサキ達は優しい

3人で見ていると言ってくれる…


「ショウくん

餌のこと知るには


ナイスアイデアですね」



泉の側の茂みをそっとそっと覗く

白鳥ママさんは

とても過敏らしい


そりゃそうだろう卵泥棒がいるんですから…


泉の側の茂み

卵の殻を乗せた巣を見つけた


「ショウくん

もう泉に出てますね…」


サトシは泉を飛んで

戻ってきた

とても嬉しそう


頰が真っ赤


「あそこの少し膨らんでる

白鳥の翼の中に雛を入れてるよ…」


サトシくんは私を小さくすると

泉に飛んだ


もう夢中のサトシくん

早さはジェットコースター…


「ショウくん

ほら雛の顔が翼から出てる

可愛いよ」


ゆっくりと白鳥に近づく


泉に浮かぶ白鳥の翼の中から

三羽ほどの雛の顔が出てる


「可愛いですね」


「餌が取れる場所に移動してるんだ」


白鳥ママさんがゆっくり

泳ぐおかげで

可愛いひなの顔を見れる


良かった…


しかし

サトシくんは虫サイズ

そして私も虫サイズ


パク…白鳥の口の中


「うわぁ!もう僕ですよ

それと

ショウくんです

白鳥さんの好きな雪を運ぶんですよ!」


白鳥も

慌ててペッと出すけど


サトシくんと私はネロネロ


サトシくんは白鳥ママの嘴の上で

腰に手を当てて


「もう!泉の水止めますよ」


なかなか過激な事を言う

卵を盗んだくせに…

どうなんだろう