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君への翼になってました失礼しました。
お知らせありがとうございます
「やった〜
これがショウくんの愛」
確かに自分で育てた
種から芽が出ている…
とても嬉しいし
花が咲くのが楽しみ
それと神さまが言ってたのは違うんだよな
サトシくんは森の泉に
急いで飛んで連れてきてくれた…
「サトシくん高い高いよ」
そっと私を降ろしてくれる
とても優しい顔
飛んでいる時の腕白の顔とは違う
そしていつもの…
「大丈夫、大丈夫
ショウくん
ほら
ここに雪降らせてみてください
ここなら
雪が降っても大丈夫」
凄いワクワクしてるけど
「あの
サトシくん…」
「おかしいな
お花ちゃん達はみんな
ショウくんを好きになって
元気に育ってたのに」
私の周りをふわふわ飛び
頭を傾げている
…
七色の光があちこちに舞うと
あちこちから
動物が出てくる
光が当たる場所に
…花が咲く
こんなにペルルは美しい
何故か
森の中が騒がしい
…
サトシくんが凄い速さで
森を見回る
「ショウくん!フクロウのひなが
生まれてる」
何故かとてもホッとした
……
「こっちの木の上なんだ
ショウくん
すっごい可愛い
ふわふわの綿毛のまんまるちゃんだよ
見に行こう」
とても高い木の上
……
まただ
目を閉じて息を吸う
「ショウくん行くよ…」
優しい顔と裏腹の腕白小僧が
私を持ち上げ
信じられない高い木の上まで
もう空気で高さは分かる
……
でも
なんだふわふわの触感
「ほら
ショウくん
可愛いよ
これも愛です」
とんでもなく不安定な木の枝の上にいるけど
その前の光景は
…
…とんでもなく可愛いひな二羽
「ジジジジ…」
「ショウくんですよ
うわぁ僕は餌じゃありませんよ うわぁ」
サトシくんを口に入れて
ぺぺッと出す可愛いふわふわっの雛達
「あははは
サトシくんを
食べないでください」
両手でサトシくんを巣から掬い上げた
…
服の中を通って
首からピョンと出て
私の鼻の先にたって
「もう
僕はバッタじゃあらません
それに
…フクロウさんの餌は
ネズミにリスにヘビに魚なのに
もう!」
…鼻の先
足で怒りを表している…
ペルル
「あははは」
柔らかな香りと甘い声
そして
なんだかむくれるサトシくん
とても可愛い…
一緒に
色々な事を学ばなきゃいけないような
そんな気がした
…