妄想です。




自己満足のBLです。




妄想ですから…お願いアセアセ

おはようございますふんわりウイング

素敵な1日になりますように




子供の童話には

将来に伝えたい歴史なんかが

書かれている事がある


この何もない世界に

本はとても貴重

子供のお話集なんて呑気な物を作ったのは


忘れてはいけない歴史

そんな動悸があっても不思議ではない


本を漁る

「氷の神」


あったぞ

何で怒ったんだ

私はもしかして怒らせたのか?


…なんだ

森の民の宝物を奪った…


何かを奪った…

それが

マサキの羽だとすれば


私が…

なら何故ペルル達が

私を守った



違うな

考えすぎだ氷の王なんて

ファンタジーすぎる


そう言えば


此処の町意外はどうなっているんだろう


地図はこの町だけ

この町は豊かだけど


私の肩でうたた寝をするサトシ

マサキ達はもう蕾の中か



「サトシくん

この町意外はどうなっているんですか?」



寝ぼけ眼のサトシが

少し困った顔


「此処意外はありません」


「えっ」


「此処意外は氷に包まれてます

毎日ビュービュー

氷の風

息まで氷ます」


氷の風まさか


「サトシくんは氷の王って知ってますか」


「氷の王…ですか

わからないです


その本の中のお話ですか?」


丁度開いたページには

氷を吹き出す王の姿の挿し絵


「そうなんですけど…


もしかして

本当にいたのかな?なんて思って」


「…字は読めないですけど

氷のお話なら


ペルルに伝えられたのあります」


手をかざすとそこには

可愛いアニメのような画像が浮かぶ

ペルルの伝承方法は

可愛いな


「水の精霊が

森を守ってます。


ようやく

新しい

生まれた水の精霊は

誰よりも賢く正義感溢れてます。


水の精霊の子供が泣くと小さな友達が生まれます。

小さな友達は水の精霊の子を助けます。


水の精霊は友達を愛し

友達も水の精霊を愛して


水の精霊を助けるため

小さな友達は仲間を増やしていきます

水の精霊を守るため


小さな友達をいじめた者には

氷の矢が降ります


水の精霊を怖がり

嫌う人


小さな友達は

悲しむ水の精霊の為に

美しい森を送ります



と言うお話でした。」


画像が消えた


「それは

本当にあった話しですか」


「うふふ

違いますよ

その本と同じです」


サトシは私の持ってる本に乗り

笑う…



小さな友達…って

ペルルか


「サトシくん小さな友達はペルルですか」


「ペルルは精霊の涙からは生まれません

花や植物から

生まれました


僕の生まれた記憶は無いですよ…


マサキとカズナリとジュンのは

蕾から出てきたのは

なんとなく

覚えます」


「なんとなく」


「はい…ふぁ〜眠いです」


サトシはそのまま

肩で眠りだした


とても優しい甘い香りが

心地良い

…懐かしいのはなんでだろう