妄想です。




自己満足のBLです。




妄想ですから…お願いアセアセ



こんばんはお願いアセアセ

お疲れ様でした。


来週の元気の為に今夜はゆっくりお休みください。


静かな夜が続きますように



「頼むよ…マフラー

餌食べて…ててて噛むなよ」


翔くんの困っている声

夕飯の香りのなか微睡していた

僕を目覚めさせた


寝室にはいない

居間だな


マフラーの籠の前

翔くんが身を丸めている


「翔くん?」


「いてててっ

智くん…良かった

マフラーが

私だと餌を食べなくて」


指にマフラーがぶら下がっている…


「うわぁ

マフラー噛んじゃダメだよ」


マフラーが僕を見て

走ってきた


「良かったなマフラー」


そうだった

マフラーの餌をあげてなかった…

足元に来た

マフラーを持ち上げ


「翔くん…指見せて」


「その前に餌を

…昨日も少ししか食べてなかった


多分マフラーも心配してたんだと思いますよ」


「いや…翔くん傷が先だよ

マフラーは我慢


噛んじゃだめ」


手の中のマフラーの目を見て

頭を撫でる

マフラーは頭が良い


最初は手足をバタバタしてたけど

大人しくなる…

マフラーを籠に戻して


翔くんの指をみた

本噛みでは無いようだ

血は出てない


でもかなり赤い



「ほら大丈夫ですよ

マフラーも心配して気がたってたんだと

思いますよ」


「念の為に消毒しておこう


マフラーには

餌とおやつのかぼちゃの種あげるか」


籠の中の餌箱には

翔くんの言うように

珍しく餌が残っていた


籠から出して手の中でマフラーを温めた

そうだ

寝室で過ごしてたから

居間で

マフラーは寒かったかもしれないな…



「僕を心配してじゃなくて

多分寒かったんだと思うよ」





智くんはそう言うと

籠を持って

マフラーをそっと胸の中に入れて

温まっている寝室に連れて行く


智くんの胸の中で

大人しくしてたマフラー


「温まったか…マフラー」


なんて優しい顔すんだろう

この人は…


その後

いつものように餌を籠の中で食べていた



ふん

私は

マフラーより先に

指を見て貰えた…ぞ


マフラーを見ながらそんな事を考えていた

何せ私のライバルはマフラーですからね…


マフラーもそれに気づいているのか

私にはあまり懐いていない

智くんとは

手の上や肩に登って

遊べるけど


私は無視か

今回のように噛まれる


餌を食べ終わると

智くんがマフラーを持ち上げ

キスしている


くそっと思ってしまう

風邪だから我慢しているけど


その唇は

その優しい瞳は

俺の物なんだからな…


マフラーは良いな…


胸の中に入れて

キスして貰えて…はぁ


ハムスターも寒いのは弱いのか

気をつけてやらないとな

マフラーまで風邪ひかれたら


大変だ…