妄想です。




自己満足のBLです。




妄想ですから…お願いアセアセ


こんばんはカレー

お疲れ様でした。
静かな夜になりますように…




コンビニから帰ると


「あ…はぁ はぁ

良かった はぁ はぁ コンビニか…」


玄関で智くんが靴を履こうとしていた


「何をしてるんですか」 


「ん…翔くんを はぁ

探しに…」


「どこにも行きませんよ…智くん」


目が虚ろ

魘されたか…


「そうか…はぁ 良かった」


昔、インフルエンザで高熱を出した時

幻を見た事がある…


とりあえず

抱き上げた…熱い…


解熱剤はまだ効かないのか

汗も凄い


着替えさせて

汗を拭く

高熱で身体が少し紅くて


…なんとも艶がある


私はこの大事な時に

何を考えているのか…


「翔くんがさ…はぁ

出て行く はぁ 夢だったのかな…」


「具合悪いと

嫌な夢見ることありますよね」


「そうか…ふふっ」


「そんな状態で

探そうとして貰えるなんて

嬉しいですね


看病のしがいがありますよ」


身体が信じられないほど熱い

相当だるいだろうな


…それなのに

私を探そうとしてたなんて


抱きしめてキスして…そして…


私は馬鹿か…


とりあえず

…横にしなきゃ



「少し水分取って

横になって…」


「ん…ふふっ

抱きしめてくれ」


「はい?寒いんですか?」


頭を軽く叩かれた

その手まで熱い

…なんか甘えん坊さんですね…

嬉しいです。


ゆっくり抱きしめたら


「うふふ…なんか安心するんだよな はぁ

翔くんの匂い」


肩に頭を乗せて深呼吸してる間に

眠り出した…


少しだけ

抱きしめて


そっとベッドに戻す


熱下がれ…腋の下に氷を入れて

頭に冷えピタをつけて


…息が荒いよな

部屋の湿度も上げないと

加湿器以外に何か…


そうだ

カセットコンロでお湯を沸かすか

部屋の温度も上がるし


ただ火事には気をつけないとな


それだそれ

スープとか作るのはどうだ


…私…看病の天才


「翔くん…」


「はい」


寝言か…

…また嫌な夢なのか…


せめて夢ぐらい

幸せな夢になりますように

サトシ…頼む


智くんに優しい夢を見せてくれ


『はい…です』


「ありがとうサトシ」


『なんもなんも』


青い光が智くんを包んでる…


荒い息のままだけど

智くんの顔が

優しい笑顔になった…


良かった…

サトシ…

こんどチョコを沢山持って

色々な色のイヤピース沢山持って

遊びに行くから


ありがとう…


『またね…またね』


「またな」