妄想です。




自己満足のBLです。




妄想ですから…お願いアセアセ


おはようございますコーヒー

素敵な一日になりますようにキラキラキラキラ




サトシの森

最後の日


サトシが沢山のご馳走を作ってくれた


自然の中に生きるサトシの

食事はご馳走

あちこち走り周り必要な命を頂く

もうすぐ冬蓄えが必要な時期の

とても貴重なご飯



「んふふ

これは青ちゃんと釣ってきました」


「上海蟹ですか?」


「なんですかそれ

川蟹ですよ…?」


ショウ先生が


「もずく蟹です

そこの大きな川でとれるんですよ」


サトシはショウ先生の肩で

首を傾げ


「川で獲れるから川蟹です。

ミソが美味しいですよ」


小さな身体にどれだけの力があるのか

本当にこの森を

見つけて良かった


翔くんが

わざわざ休みを取って来てくれたおかげだな


翔くんは気づいてないけど

傷痕もだいぶ薄くなっているんだよな


温泉のおかげかな

肌がしっとりするんだよな…

湧き水は冷たくて僕達には無理だったけど


サトシは良く浮いて楽しんでた


ゾウさんの歌は笑った

身体中に薄赤いショウ先生の愛を

着けているのは

少し照れたけど


羨ましいと思った…


帰ったら…

キスだけじゃない2人の気持ちを

深く出来たら良いな


好きって気持ちは

大好きって気持ちは…


触れたくて触れて欲しくて

…一つになりたいんだな…


他の人とは違うんだ


でも

僕は怖かったんだ


離したくないと思う

自分の気持ちで


執着することは怖くて

自分がコントロール出来ないのが

怖かった


…サトシが

それで良いんだ…と伝えてくれた


翔くんを離したくないから

大事に思えるし

そう

笑っていられるんだって


いつかなんてわからない物に

怯えても


変わらないんだ


サトシみたいに

何処でもキスしたり抱きついたりは

しないけどね ふふっ


あれは

サトシだから許される


サトシには嘘がないから…

怒ると青い稲妻

癒すのは優しい青い光


ショウ先生への愛は虹色のシャボン玉みたいのを

出してたりする…


ショウ先生の身体の周りの赤い光は不思議

本人と翔くんは気づいてないようだけど


あの

赤い光はランプの炎のようで

元気が出る


ショウ先生はテントに焚き火

水汲みから医者

なんでも1人で出来る

海外でテントで病人を診ていたらしいけど


同じ翔でも

翔くんとは違うんだよな…


翔くんはここで

ようやく焚き火とアルコールランプを

マスターした

でも

僕達の古いアパートじや無理だよな


ランプぐらいは楽しめるかな

河川の公園は火気厳禁だったかな


「智くん

出来ましたシト(百合根の団子)です」


「うわぁ…翔くんの大きくないか?」


「そうなんですよね

…ショウ先生の2倍になってしまいました

なんででしょう?」


不器用なのに

なんでもチャレンジして

困った顔する翔くんは僕の好物


可愛いんだよな…


良かった

この森に呼ばれて…


『またこいよ…』


えっ

シトを食べていたサトシが

頭を上げ森の向こう泉の方を見る


「銀杏さんです。

ふふっ

ようやく起きかな

この公園の一番のおじいちゃん

いつも寝てるんです」


イチョウ…木の銀杏だよな

頭に響く声は


泉の前のとんでもなく大きな

銀杏だったのか

黄色に色づいた姿は圧巻だった

小鳥にリスが休んでたな…

何百年生きているのかな




サトシがいるからか?

この森だからサトシが生まれたのか?

どっちなんだろ…