妄想です。




自己満足のBLです。



妄想ですから…お願いアセアセ


こんばんは♪

お疲れ様でしたキラキラ栗





カラオケボックス

ワイワイと移動してきた


行きつけのカラオケボックスらしく

フリーパス



「大ちゃんも」


二宮さんにデンモクを渡され

なんだかヒソヒソ話してる

二宮さんと松本さんがサイドに

ピッタリくっついてて


…羨ましい


「翔ちゃん

一番に何か歌うか」


相葉さんがタッチパネルを触る

音響機器の会社だから音楽が得意だろうな


「WAになっておどろうで」


「いいね」

渡されたマイクがうちのメーカーだ

なるほど

ここのカラオケ屋さんも顧客なんだ


歌っている時

大野さんを見た


デンモクを渡されタッチパネルを見る

少し考えているのか


髪を掻き上げた

…これがまた…良い


タンバリンやマラカスを

軽快に対応する先輩達はやっぱ

音楽も好きなんだろうな


聞かせてくるカラオケ


みんなが


「大ちゃん歌ってないぞ」


「歌ってよ」


返事はせずに

ゆっくりタッチパネルをいじっている


なんだろう

みんながこんなに大騒ぎの中

大野さんの周りだけが

時空が違うようだけど



みんながそれを

ニコニコ待ってる


隣りの松本さんが


「智、カラオケ上手だから

楽しみにしてて

ダンスも上手いんだけど


普段は大仏

みんなの動きをただ見てる」


ポテチを持ってきた相葉さんが


「いざって時の大ちゃん頼み」


「それ、それ」


相葉さんと松本さんが騒ぐ中

ゆっくりマイクを持って

画面を見た


雪国…演歌?

社長とかいるからかな…


「好きよ…あなた…今でも…」


静かに歌い出した大野さん

上手…いや

なんだこの人


静かにポソポソポソと話すなとは違う


声が伸びる

高音の伸びと透明感


凄い


…凄い

しか出てこない


なんだろ昼間とのギャップ



歌い終わった後も

二宮さんと松本さんと相葉さんに

揶揄われて笑ってるし


何だろう


「櫻井さん年幾つ?」


「あっ…えっと

交通事故で二年留年してるので

26歳です」


「交通事故?」


「高校の時です」


二宮さんと松本さんと固まっている


相葉さんが


「あれ24じゃない?」


「あの…無駄にそれも

経済学なんで役に立たないんですが

修士を出たんですよ」


「智の一つ下?私たちの2つ上

相葉さんも一つ上じゃないですか」


「……えっえええ…」


声はカラオケで消える


4人だけが

顔を見合わせて

年齢の確認をしていた


智だけ気にせず

「あっ僕リクエストしました…

トゥルー ラブ」


「大ちゃん

聞かせて聞かせて」