妄想です。




自己満足のBLです。




妄想ですから…アセアセお願いアセアセ





病院の香り…

久しぶりだ


なんだろう

ずっと海の香りに包まれて

忘れていた


ピーンと緊張する

医局に入ると

松潤が困った顔で画像を見ていた


いつもの景色なのに

気持ちいい緊張…


「お休み

ありがとうございました」


「智!なんだ

上海の病院に行ってたんだろ…


なんで

日に焼けてる?」


あっ…しまった…よ…

休みじゃなかった…


張さんの

資料で色々勉強させて貰えたし


四肢の内視鏡術も新しいものを

見つけた…


勉強は大丈夫


だけど…


毎日の…海で…

そうだコンガリ日焼けしてる


「うわぁ すげぇ…

なんだ

耳、皮むけてんじゃん


上海の病院て外じゃないよな」


「いや…違うんだ…

ただ

近くの公園で昼寝してたんだ」



「智らしいな…

ちょっ

帰ってきて直ぐで悪い


この画像

28才男性の左手なんだ見てくれ」


「圧挫傷か?」


「車体に挟まれてたらしい」


「腱鞘と腱が癒着してるな」


頭は直ぐ治療モード

昨日まで

いや…朝まで


海を堪能してたのに


何故かとてもスムーズに

手術室に向かっていた


「松潤…器械だししてやるかり

やってみなよ」


「えっ

いいの?」


「松潤が気になっているんだろ

腱鞘が」


「うん…ってか

やらせて欲しい…

智の代わりに研修に来た奴のを見ながら

少し

わかった事があるんだ」



今までなら

有無を言わせず僕は自分が

オペレーターになり

松潤を前立てにさせてたな…

聞きもせずに


僕は任せる事が苦手だから


手術室でも日焼けを色々言われた

相葉ちゃんは


「カズもさ

日に焼けてたんだよな…この前」


と言われて

言葉が出ない

凄い力で背中を叩かれ


「いいのいいの

カズなんかさ…

優しいんだよな…」


と言われた…

何か聞いたのか?


まぁ…いいか



久しぶりの前立ては楽しい


なんだか

全てが新鮮で


そして

とてもスムーズにアイデアが湧いてくる


なんだろう


指も良く動く


松潤に


「さすが智だな


日に焼けても

研修は色々な事を見てきたんだな…


とても

アドバイスがわかりやすかった」


と言われた

凄い嬉しくて


仕事帰り

迎えに来た翔くんに

ベラベラと話していた


ニコニコして聞いてた

翔くんに


「やっぱり

智くんは…

治している事が楽しいんですね」



確かに…

それより翔くんのおかげで

治してる


自分を好きになれた…

僕…

このままでいいんだって


思える…