妄想です。



自己満足のBLです。




妄想ですから…お願いアセアセ




夕飯前の少しの時間迎えがてら

和也と雅紀に

勉強を教えに行く


智は一人

縁側で本を読んでいた


「ん…これ…は

なんだったかな


辞書…辞書」


翔に貸してある辞書を探す


バサッバサバサ

積み重ねた本が崩れた…


「うわぁ…… ん?

なんだこの…古書は

これ…


衆道手習書?

どこから


また…」


春画で男性同士の体位や

気をつける事などが

細かく

書いてある


「はぁ…若いな…

君の

未来なんて話して

分かるわけないしな…


さてさて

私はしばらく受け入れてないからな

大丈夫かな…」


本を元に戻しながら

考える…


翔くんが大事なんだけど

僕は

おじさんだしね


翔くんはこれからだからな

色々な出会いもある…


まぁ

いいか…全て


翔くんに任せてみても


しかし

いきなり

衆道手習書か


ははは…流石

勉強熱心



その頃

松本病院で勉強を教えながら


松本が往診から帰って来た

翔は

二人に漢字の書き取りと

算数の計算問題を出して


松本の足を自分が洗うと言って

湯桶を抱えて

玄関に行く


「松本先生…おかえりなさい

二人は勉強中なので

私が


失礼します


松本先生…

あの」


「ん?どうした

櫻井少年…悩みか?」


「あ…はい…」


下を向き黙々と松本の足を洗う


そんな時も

大野先生の足首の締まりは

綺麗とか

思い出す…


「ん?櫻井少年?

智との

恋かな…」


「えっ?」


「そうか…ようやく気づいたか

それで

相談は…どうするか?かな」


翔は松本をみつめ


「な…なんで」


「二人を始めて

見た時から

いつ二人は気づくか


楽しみだったんだよな…


櫻井少年は智を抱きたいのかな?」


「……はい …」


足を拭き


「ありがとう

櫻井少年は

健康だね…

やり方とかは知ってる?」


「本で…見ただけで

あの…」



診察室に連れて行く


「おいで…

必要な物と

先輩からの助言をあげるよ」



「あの…松本先生は

経験あるんですか」


診察室の椅子に座って

小さな箱と

本を出し


「ははは

櫻井少年側ならある


智側は無い」


「あの…それは」


「相手はまだ

ドイツで留学中


また…会えるかも…わからない


相手は

お国のお金で勉強してるからね

お国の指示からは

逃げられないのさ…

派遣先が

一緒になれたらいいんだけどね


酒に逃げても仕方ないんだろうけどな


残念ながら

手紙で元気だと言う事を

確認してるよ


だから


羨ましいよ

二人が


応援するよ

安心して」


翔は松本の前の椅子に座る