妄想です。



自己満足のBLです。


妄想ですから…お願いアセアセ





智は海軍施設にも

送電するとわかった日から


活動的に

動き回った


そして

発電所の図面を描き込み始めた


川の水流を最大限に活かす

発電方法を考える


人足はいるが

垂直型に…


(少ない水量で

最大の発電が出来る方法

発電機を川の下に固定し

水流の落下の力を利用する。


のちにダムによる発電方法に変わる)


智は

どこまで

水量を落下させればいいかを考える


発電所の建屋の位置

発電機の発注


「ふふ

アメリカに行きたいけど

無理だな…


お手伝いしてくれる人や

村の人の士気が下がる

かなり

重労働だからな…


炊き出しも…

…」



一人でぶつぶつ


翔はそんな智を見ながら

猛勉強


万年筆をまだ使えずにいる


私はまだ未熟

片腕…とんでもない


カバン持ちか…

下足番ぐらいだ…



和也と雅紀と松本は

この頃は


毎日

松本先生が自転車で

リヤカーに二人を乗せて

引いて

夕飯に来る



昼は雅紀が和也をリヤカーに乗せ

大きな自転車を器用に漕ぎ

日光浴をさせる

その姿は可愛いから



村の人にも

可愛いがって貰えてる


沢山のおかずが

毎日届く

野菜や魚や卵や肉まで


みんな

いい男揃い


電気の先生の夕飯時は

村の人が寄ってくる


智も松本も

雅紀にも和也にも

洋服を与えた


そして智が散髪をする


とても可愛い…



松本が親元を調べようとしたが


二人には

帰る家はないと言う

和也はご両親を亡くしてた

雅紀はどこで生まれたかもしらないと笑う


勤めていたのは

商家と言うが

金物や食器類を扱っていたらしい


多分…

かなり厳しい状況だと言う事は

和也が


昔からの付き合いの

掛け売り(後払い)の客から

金を取り立てられず溜まっていて


この頃は取り立ての為に

怪しい人を

雇っていたと言う


聞けば聞くほど…辛い…




智と松本は食事前

晩酌をしながら



「智

カズくんの足

どうやら


このまま

膝の皿の

固定で落ち着きそうだよ。


体力もついてきてるし

痩せてはいるけど


智が作った

膝蓋骨…膝の皿の固定用の

輪っかが

良かったよ


本当に器用で羨ましい」


「ふふ良かった


リヤカーに乗る姿可愛いから

見られないのは残念だけど


歩けるようになるのは

嬉しいな」


「カズくんは

体重が軽いから

膝への負担も少ないから

治り早いかもしれない


自転車を二人に買ってやるのが


今のところの目標」


「そうか…二人の

自転車か…


少し小さめのを

発電機と一緒に輸入するかな

輸送費が浮く」


お膳に準備されてる

夕飯を見ながら


智ら

三人におかずを分け


ご飯をパンパンパン


「ふふ

美味しいか?

沢山

食べような」


和也は松本の膝に乗り

雅紀は横に座って

ニコニコと智に買ってもらえた

茶碗で食べる


翔も

二人の面倒を見ながら


智の横に座って食べ始める


翔は松本先生が

智と呼ぶたびに少し…気になる

自分に戸惑っている



二人は大人

私はまだ

松本先生には櫻井少年と呼ばれるほど


子供

自力で歩く事も…

まだ出来ていない


田畑先生の事も

私はなんの頼りにもならなかった


あんな

笑いたくないのに

笑った姿をさせずに済むように


なりたい…