妄想です。





自己満足のBLです。





妄想ですから…滝汗






「し…翔くん…

痛い…痛い…」



大ちゃん先生の勤務してる病院らしい…

のだけど

とても自由に動き回してる


市内1大きな病院なのに


大ちゃん先生には

大野医院とがんセンターとこの総合病院の顔があるらしい…





「点滴してるのに…動かすから」


「痛い…」


ナースコールは押した…

直ぐに

大ちゃん先生が走ってくる



「智くん


痛いよな

ごめん、ごめん…

この手を曲げていい物に変えるからな。


翔さん

やっぱりCVポートを入れるな

opeもあるしさ

智くん

抜いたりはしないから


身体の動きで

ズレるだけなら入れておこう」



翔は大ちゃん先生に

頭を下げて


「お任せします」


「ん?ななに?…僕

悪い事…してる?」



「智くん

大丈夫だよ…君は

大丈夫なんだ


おいらがさ読みが甘くて

痛い思いさせてるな…

ごめんな」


大ちゃん先生は智に深々と頭を下げて


「動いても大丈夫な

点滴の針を入れるな


準備出来たら

看護師さんが呼ぶから


翔くんと処置室に来てくれ」



「ん…ん…うん…翔くんと

いいよ」


翔はここに来てから

大ちゃん先生と怪獣先生、二人は

とんでもない医師なのに


とても患者には

ユニークで笑わせて歩くし

患者の訴えは100%飲み込む余裕


始めパニックのように

同じ質問を繰り返す智くんに


大ちゃん先生は常にニコニコ


怪獣先生は真面目に


答えてくれた


ニノを探す智くんの為に

リモートでニノとやりとりしながらも

智くんに説明し続けて


5日後の手術は完璧に

納得している

日めくりカレンダーに手術の色を塗る


ぐちゃぐちゃに塗り

白い線を入れた


理由を聞くと


「ふふ

なんとなく…

きき

気持ち悪くて… 痛くても

まえ前に 進むから」


と抽象画を作る


その日めくりを開けては

毎日…1日に何度も


「大ちゃん先生と怪獣先生…

手術…」


と頷き


「ニノ…ニノは…来てくれる

や約束…約束」


と自分で納得してる…


海で拾った割れた大きな巻貝を

磨くのは日課


緑と灰色だった貝は

もう

白い…


何があるのか…?楽しそうだし

割れても


「た大丈夫…ここが

あるから…」


とニコニコ

なんだろうか…


詳しくは聞いていない

楽しみにとってある…


3104くんが毎日来てくれる


今日もそろそろ


テトテトテトテト音が聞こえる

智くんが

嬉しそうにしてる


コンコン


「こんにちは…」

「こんにちは」


住職と手を繋いでやってくる


「どどどうぞ」