妄想です。




自己満足のBLです。





妄想ですから…





智はニコニコ

色を生み出し…


翔に見せている


しばらく静かに見ていた

二宮が


「智…

…智

まだ

作りたい色があるんですか…


こんなに作り出した色があるなら


これに

塗ってみませんか」



「ニノ…ニノ…

おおかえり…なさい」


「もう

随分前に帰ってたんですけど


翔さんと

楽しそうに色を生み出してたので


ただいま…智

この

スケッチブックに


どうします?

描いてみませんか…


智と翔さんが生み出した


その色を

塗って見ません」


二宮が智にスケッチブックを見せる


「ぬ…ぬ…ぬる…塗る

ニ ニノ…

これを…これを」


二宮が静かに智の顔の前に

筆を出す



固まって動かない智


翔が声を掛けようとする…

相葉が翔の背中を撫でて


「少し我慢…我慢

ニノはプロだからね」




「智

智…塗る…わからないですか」



「ぬぬ…塗る…

ニノ…」



「焦らずに

大丈夫です…じゃあ

そのパレットじゃなく


ここに

好きな色を指で

つけてください」



「ゆゆ指」


さっきまで夢中で絵の具を混ぜてた指を

小刻みに震えながら

スケッチブックにつける


「その

物語の空はどんな風に描かれてますか」



「ん…んん

そそそら」


指で紙パレットと水彩絵の具用パレットから

青と少しグレーを指で混ぜて


「ニニノ…これ…これこれが

つつ翼が

まま舞った…そそ空

し翔くん」



「智…らしいですね…素敵です

夕飯

何?食べたいです」


キョトンとした智が


「ククククリームシチュー…


が食べ食べたいたい」


「そうですか

相葉さん

クリームシチューをお願いします」



「了解

焼きたてパンと

クリームシチュー

それに白米も

掛けて食べるの好きだよね」


相葉はケタケタ笑いながら


キッチンに

翔を連れて行く…


「翔ちゃん

診察だからここで

待ってて


ニノは大丈夫だから大ちゃんを

傷つけないよ」


「わかってるけど…

智くん

私がいないと…不安がるし

言葉が」



「そうだね…


翔ちゃん



そんな中でも

もし色を生み出せたら」



翔は相葉の言葉ではっとする

そうだ

ただの偶然じゃ無ければ

色を生み出せるはず




翔は黙って寝室の様子を伺う