妄想です。


自己満足のBLです。



妄想ですから…



庫裡には
ピザにパスタにアヒージョ
タラのトマト煮


なんだ
凄いぞ

潤が作ったんだ…
学生時代…
たしか
イタリア料理店でアルバイトしてたな…



ワイン飲んで
みんな…出来上がってないか?


「アニキ!
今日は智くんに
イチゴ大福作ってきました

智くん
これ!どうですか」


「美味しそうです」

「上田のデザートの前に
ほら、座って

ピザがいいか
パスタがいいか

翔さんは
適当に食べてくれ…」



みんな…智くんの事…
心配してくれている

ニノはニヤニヤ
雅紀に

「翔さん
私達に留守番させて

海の見えるお風呂のあるホテルで
御休憩してきたらしいですよ…」

もう…許してくれ…
私のゾウさんは素直なんだよ…

智くんは
ニコニコと
みんなにお土産を配る

「ペンギンさんです…」

智くんがペンギンのキーホルダーを
持っている時は
気にしてなかったが…


上田がニコニコと
車のキーにつけている
そして
潤が…
筆箱のファスナーにつけた

似合わない…

雅紀やニノはそれなりに
似合うと思う…


潤と上田…

まったく
似合わない…

「翔さん?なんですか」

「いや…潤と上田が
ペンギン…似合わないなって
深海魚とかサメとかが良かったか」

上田が

「アニキ!俺が一番
似合うと思いますよ!
智くんからのお土産なんですから」

「翔さん
知らなかったか
ペンギン大好きなんです」

智くんが
喜ぶ言葉をありがとう…

やっぱ
すげえな

智くんは満足そうに
食卓に座り

「翔くん
まずはご飯を食べてからです。
なおばあちゃんが
言ってました」


潤がせっせと智くんの世話をするのが
気に入らないぞ…

ん?

智くんのほっぺに
キスしてしまった…

智くんが

ニコニコして
唇にちゅっって!してくれた…

嬉しい

「翔さん…スケベ
智に何教えてるんだよ」

「なんとでも言ってくれ
智くんが好きなんだから
仕方ない」

智くんも
「おいらも!翔くん大好き」

はははは
幸せだ!


直ぐ横に座り
智くんと
次に行きたい所を聞く

智くんはちょっと考え

「また、ペンギンさん…見たいです」

「智くん
ペンギンさんが気に入りましたか
今度は
空飛ぶ
ペンギンを見に行ってみますか」

「そら…飛ぶ…?

ペンギンさん泳ぎます。
上手にスィー

ペンギンさん
そら
飛びませんでした」

目が今日のお日様みたいだ
手を広げ
泳ぎの様子を真似してる


ニノが
「空飛ぶペンギンさんの
ふもとにも
可愛いらしい
休憩のあるホテルがありますよね」

「カズ…うひゃ
翔ちゃん
また…そういう場所を探して…」


「翔さん…智を疲れさせんなよ。
綺麗な声
枯れたらこまるからな」

智くんが突然ニコニコで

「翔くんと
ホテルは楽しいです。
お歌歌って

気持ち良くなって
あったかくなって…
ポカポカで眠くなりました」

と智くん
爆弾発言をした後…ピザを頬張り
上田特性リンゴジュースをコクコク飲む

誤解ですから…
智くんが
ゾウさんの歌を…教えちゃうよね…



智くん
お歌は
二人だけの時だけに…


二人だけの時なら
一緒に
歌いますから…

智くん…

みんな!
智くんに詳しく聞くの
やめて貰えませんか…

智くんは無垢なので
やましい気持ちがないんですから…


肌を感じる事は幸せな事だと
思ってくれるように
私が塗り替えしたんですから…

聞かないでください。