妄想です。


自己満足のBLです。

妄想ですから…

少し朦朧とした智くんに

口移しで
水分を補給させながら

「ありがとう…智くん…
ありがとう
綺麗だよ…全てが

生まれて良かったよ…」


まだ


はっきりしてない
智くんの瞳が
私の唇を見ながら

コクっとうなずき
捕液水を喉に流しながら
柔らかな笑みを見せてる…

シャワーはもう少し落ち着いてからに
しよう…

智くんを布団に沈め


「朝御飯準備してくるね」

寝室を出ようとする
背中に
小さな声…
智くんの

「ありがとうございます…
生まれて…良かったです。
あもださん」

聞こえた

生まれて良かったって
言ってたよ


言ってたよな…




泣けて泣けて

鼻水でるし
そう言えば
あもださん…

翔くんじゃなかったよな


くそっ
阿弥陀さんが俺のライバルに
なるなんて

私にも

ありがとう
欲しいです…

智くん…


でも

最高に嬉しいですよ…

阿弥陀さん

良かったです
私も生まれて


シャワーを二人で浴びて
朝御飯を食べて

大野医院に智くんを
連れて行く


少し身体が気怠いのか
離れたがらない

いつも
大野先生が抱くと
手を振ってくれるのに…
今日は
私の首に手を回して離れない

後追いしてた時も
大野先生なら大丈夫だった


離れたがらない智くんを
離せず

大野先生が

「ん…智くん
ねむいか?身体怠いか?」

「んん…怠くない
眠くない…」

「智くん
住職を待ってる人がいるんだよ…
今日は僕が
公園に行ってあげたいんだけど
駄目か?」

「駄目じゃない…」

「智くん
おいで…」

大野先生は優しく暖かく
頭を撫で撫でする

智くんは
胸に顔をつけて深呼吸しながら

「翔くん…大好き… 
気持ち良かったね
またしようね」

って言うと抱っこから降りて
大野先生に

「公園…行きたいです」

と公園セットを見せてた…

私の顔は真っ赤
大野先生は
細い目を向けて微笑んでいる…

バレバレだ…


智くん…
そういう事は二人の
時に
話してください。

とても嬉しいですよ…
とても

でも…あの…
ほら

後ろから
怪獣先生が

「住職
さすが、朝が早いだけありますね
若いっていいですね

朝か…なかなか良さそうですね」

含み笑いを見せて
肩を叩かれた…

「怪獣くん…
朝は駄目だからな」

「大野先生…
私は大丈夫ですよ」

「駄目だ…」


二人は何の話しを?
恥ずかしいから

「住職
セックスは素晴らしい
愛情表現ですからね」

怪獣先生…
何をでかい声で話してるんです。

そして
そこの大野先生と智くん?

「智くん
気持ち良かったのか」

智くんがコクっとうなずき
柔らかな笑みを見せてる


だからな
大野先生…智くん
朝一の話しじゃない…

いや
私…朝一とかじゃなくて

おかしいだろう…
そんな
気軽に話していい事なのか?