妄想です。


自己満足のBLです。
妄想ですから…

連投してますニコニコ大丈夫かな…


リビングに入ると
智が好きな食べ物が並んでる

柔らかな空気は
このご両親から
智の空気感が生まれた事が伝わる


智は
翔を居間の一人掛けのソファーに座らせ
その横の床に座る

テーブルの上にあった
最新の医療雑誌を見て
翔に
サルコーマの記事を見せながら

「これ…なかなかな
治験結果出てるな…

転移に有効なら…

ウィルス治療か…」

「うちの教授達も騒いでましたよ…」

智の父は二人をニコニコ見ていた


智が母に姉夫婦のことを
尋ねると

「仕事になったみたい
患者さんが急変らしいの…
さっき出かけて行ったわ」

「姉ちゃんも兄さんも
インフルエンザの流行で大変だな…」

「あれ、葵ちゃんは?」

「恥ずかしいらしい…」

「えっ?」


流しを見ると
女の子がこちらをチラチラ見ていた

「葵ちゃん…?
こんにちは^ ^
智おじちゃんだよ?おいで」

「ふふふ
櫻井さんを見たら

隠れちゃった」

「えっ…私…ですか?…

はじめまして
葵ちゃん
怪獣くんです」

女の子が、智の母の背中に隠れながら

「怪獣…?」

「葵ちゃん
そうだよ…
この
おじさんは怪獣くんだよ」


「なんで?怪獣…なの」

「いびきが
とにかく凄いんだよ

一度聞いたら
みんな驚くよ」

葵ちゃんは智の横にすわる
翔は

「今度
遊びにおいでよ…
私のいびきを聞かせてあげますよ」

と笑う。

「ははは
おまえ、葵ちゃんが寝れないだろう…」

「あ…そうですね…
どうしましょう」



葵ちゃんは
二人の顔を見て笑う


智の父が


「とりあえず、食事をしよう」

「冷めないうちに
食べてくださいね」

暖かい食卓

翔は、智の母にケーキを渡し
二人へのプレゼントを渡す。

「えっ?私達にプレゼント?」

「智くんを生んでくれた
お礼です」


「ははは
お礼はいらないが
気持ちは嬉しいよ

ありがとう。

櫻井くん
親は生まれてくれただけで
満足なんだ

君たちはこの世に生まれただけで
親孝行したんだ」

「そうよ…
後は、自分を
しっかり生きていけば
いいの」

翔はさすが
智くんのご両親だなと思った…


智はポケットから
葵ちゃんに

「久しぶりだから…
何がいいかわからなかったんだけど
貰ってくれる?葵ちゃん」

青い鳥の羽根の
チョーカーを渡す。

「うわぁ!可愛い
智おじちゃん
ありがとう」


翔は智に
「あなた…いつの間に?」

「翔の帽子の飾りに…と思って
買ったんだけど

ちょっと作ったら
面白かったから

葵ちゃんに
いいかなと思って
翔がプレゼントを探す間に店のベンチに座って
作ったんだ

釣りの針の要領で出来たよ」

「帽子の飾り?」

「ウールの黒い帽子…殺風景だったから」

「智くん…ありがとうございます」

翔は
キスしたい気持ちを込めて
手を撫でた

智はその手を優しく包む…


智の母が
「仲がいいのは
嬉しいんだけど…

シチューが冷めないうちに
食べてね」

 焼き立てのパンを出す。

智が
「母ちゃんの
シチューは美味いぞ
翔くん」

「遠慮なく
頂きます」

翔はいつ…
大学病院にLGBT の対応をして貰う話しを
しようか…

場を崩してしまわないか…


心配していた

暖かい食卓が
翔の
緊張を誘う…




蒼葉ちょこっと世間話し(๑˃̵ᴗ˂̵)

LGBT 
レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー
の総称
gender minorityのこと又はセクシャル・マイノリティのこと

全人口の8%はいるそうです。


LGBT の対応とは
日本では婚姻を認めてないため
企業が
婚姻している人と同じ条件で
パートナーを社会保障をすることを
いいます。


翔くんは
婚姻を認めて貰うのと同じ為
緊張してます(๑˃̶͈̀o˂̶͈́๑)